杉浦太陽と松井玲奈がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「杉浦太陽・松井玲奈 日曜まなびより」(毎週日曜 7:30〜7:55)。「学びと成長」をコンセプトに、毎回さまざまなゲスト講師をお招きして、明日の暮らしがもっと豊かになる情報や気になるトピックをひも解いて、今よりもちょっと成長することを目指す番組です。

8月9日(日)の放送テーマは、「国のミライをつくる! 国家公務員のリアル」。人事院 人材確保対策室の平野貴也(ひらの・たかや)さんから、国家公務員の仕事内容や人材採用の新たな取り組みについて話を伺いました。


(左から)松井玲奈、平野貴也さん、杉浦太陽



◆国民の暮らしを支える国家公務員の仕事

私たちが当たり前のように利用している制度や行政サービスは、多くの国家公務員によって支えられています。暮らしの困りごとに向き合い、安全・安心を守りながら「国のミライをつくる」存在として重要な役割を担っています。人事院も国家公務員が勤める行政機関の1つです。

人事院の役割について、平野さんは「『公務員を元気に 国民を幸せに』をミッションとして、国家公務員が安心して働ける環境を整えたり、優秀な人材を国家公務員として採用したりといった、国家公務員の人事に関するルール作りを通して、日本の行政を支える役割を担っています」と説明します。

国家公務員というと“霞が関で法案や制度を作る人たち”というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、それだけでなく、気象予報や航空管制、ハローワーク、税関など、日本全国、さらには海外でも、それぞれの専門性を活かしながら幅広い分野で活躍しています。ちなみに、人材確保対策室に所属する平野さんは、「国家公務員という仕事の魅力を発信し、将来の公務を担う人材を確保するための仕事を担当しています」と話します。

◆改革が進む国家公務員の働き方

また“国家公務員になるのもハードルが高い”といった印象を持つ人も少なくありませんが、平野さんは「人事院では多様な人材に公務に入っていただきたいと考え、教養区分という判断力や思考力、人柄重視の区分を設けるなど、採用試験の改革もおこなっています」と解説します。

一方、公務員というと比較的文系の仕事が多いものの、国土交通省など理系の方が活躍できるフィールドも多くあります。しかし、国家公務員採用試験では、一部の技術系区分で、各府省が採用したい理系人材数を十分に確保できておらず、それが課題となっているそうです。

近年は働き方改革も進んでおり、フレックスタイム制やテレワークを活用した柔軟な勤務が可能になっています。さらに、男性の育児休業取得率は8割を超え、育児と仕事を両立する職員も増加しています。初任給についても民間企業の給与水準を踏まえて改善されており、大卒で30万円を超えるケースもあります。実際、国家公務員の働き方改革に関するアンケートでは、職員の約7割が「今の職場は働きやすい」と回答しており、ライフステージに応じて働き方を選べる環境が整えられています。

さらに、平野さんは成長できる環境があるのも大きな魅力だとし、「研修制度も充実していますし、若いうちからいろいろな仕事を経験できるように、キャリア形成のサポートもおこなっています。例えば、外国の大学院に留学できる制度があり、2025年度は140名が新たに海外留学しました。世界の動きがますます身近になる今、海外で学んだ経験や視野は、日本の行政にも欠かせません。だからこそ、人材への投資はしっかり続けています」と強調します。

◆「国のミライ」を伝える新たな挑戦

続いて、人事院が現在力を入れている公務ブランディング「府省横断チーム」について伺います。2025年7月に立ち上がったこの取り組みについて、平野さんは、「各府省の中堅・若手職員100人以上が集まり、国家公務員の仕事の魅力の発信を進めています」と説明します。

府省横断チームでは、まず「国家公務員の仕事にはどんな魅力があるのか」というテーマで話し合い、ときには学生とも意見交換しながら、発信の仕方を考えていきました。そして、その思いを1つの言葉に込めたブランドメッセージ「国のミライをつくる、唯一無二の挑戦がある」を策定しました。

それとあわせて「6つの種」と呼ぶサブメッセージも発表されています。平野さんは、その1つとして『主語は「日本」対象は「国民」日本まるごと、自分ごと』を紹介し、「国家公務員の仕事は100兆円を超える国家予算のもとに、未来に向けて一手を打つ、そんなスケールの大きな仕事です。目立つ仕事ではない場合もありますが、『自らの手で社会を変える』『国民のためを真剣に考える』『国民全員が対象の範囲である』。そんな“静かな熱”を持って働いている人が多いです。このサブメッセージには、そうした思いが込められていると思っています」と語ります。

そして、最後に国家公務員の仕事について、「誰かの日常を守ることでもあり、日本の未来に種をまく、非常にスケールの大きなことでもあります。目立たなくても、時間がかかっても、その先に“暮らし”がある。だからこそ、大きなやりがいがあります。『国のミライをつくる、唯一無二の挑戦がある』という言葉の意味を、今回のお話から少しでも感じていただけたらうれしいです」と話していました。

番組のエンディングでは、杉浦と松井が今回学んだ「国家公務員の魅力」について復習。2人が特に注目した点をピックアップして発表します。まず、杉浦は府省横断チームのブランドメッセージでもある“国のミライをつくる、唯一無二の挑戦がある”をスケッチブックに書きました。一方、松井はそのサブメッセージ「6つの種」の1つである“主語は「日本」対象は「国民」 日本まるごと、自分ごと”とスケッチブックに書きました。そして、改めて杉浦は「国家公務員の仕事について詳しくしりたい方は、人事院のホームページ内にある、国家公務員ガイド https://www.jinji.go.jp/saiyo/syokai.htmlをご覧ください」と呼びかけました。


(左から)松井玲奈、杉浦太陽



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<番組概要>
番組名:杉浦太陽・松井玲奈 日曜まなびより
放送日時:毎週日曜 7:30〜7:55
パーソナリティ:杉浦太陽、松井玲奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/manabiyori/
番組公式X:@manabiyori_tfm https://www.tfm.co.jp/link.php?id=12657