KNB北日本放送

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水不足を受けて、32年ぶりの「節水」です。庄川上流の岐阜県のダムの貯水率が低下していることを受けて、国や県などでつくる連絡会はきょう、庄川から取る水の量を減らす「取水制限」を行うことを決めました。

こちらはおととい午後の庄川水系上流の岐阜県の御母衣ダムの様子です。ダムの水位が大幅に下がり、岩などがむき出しになっていました。庄川水系ではことし4月以降渇水傾向が続いていて、中でも御母衣ダムでは先月の降水量が平年の4割以下にとどまり、著しく水位が低下しています。この状況が続けば、今月14日ごろにはダムの水位がゼロとなる見込みだとして、県や富山河川国道事務所などでつくる庄川渇水情報連絡会はきょう、庄川水系の取水制限を決めました。取水制限を行うのは1994年以来32年ぶりで、県や市、ダムの管理者などは準備が整い次第、ダムや河川からとる水の量をそれぞれ2割減らします。

すでに節水の動きは始まっていて、農業用水の維持・管理を行う庄川沿岸用水土地改良区連合は今月4日から、周辺5つの市の土地改良区やJAに対してチラシを配り節水を呼びかけています。

32年ぶりの実施となりました「取水制限」により、生活にはどのような影響があるのでしょうか。

まず「取水制限とは何か」についてです。取水とは、川から水道局などに水を取り込むことです。今回は庄川からの取水量を20%減らします。

ただ「取水制限」だけでは、家の蛇口から出てくる水の量に変化はありません。家庭の水道に影響が出るのはこのさらに上の段階、水道局から各家庭への水の供給を減らす給水制限」が行われた場合です。ですので庄川が水道の水源となっている高岡市、射水市、砺波市、南砺市はいずれも今のところ「取水制限となっても水道水への大きな影響はない」としています。

そして農業用水についてです。県によりますと先月の大雨の影響もあり、川や農地の水量は去年よりも多く、こちらも取水制限がかかっても「現時点で大きな問題はない」としています。工業用水も同様に大きな問題はないとしています。

現状は直接的に私たちの暮らしに影響が及ぶわけではありませんが、今後さらに渇水が進むと「節水の呼びかけ」や、先ほどお伝えした、さらに上の段階となる「給水制限」にもつながる可能性があるとしています。

この取水制限の決定を受け、県は来週月曜に関係者による対策会議を開きます。