ラーメンを「年間800杯」を食す35歳男性を直撃。「9年で35キロ増」も健康診断の数値は「悪くない」
数字が目標ではなく、未知なるラーメンへの探究心ゆえの杯数だったわけだ。とはいえ、ラーメンは「太る食事」というイメージも強い。ここまでラーメンを食べるようになり、さぴおさんの体にはどのくらいの変化があったのか。
「もともと、172センチ/72キロくらいだったんですが、体重は9年で35キロぐらい増えちゃいましたね。今は、これだけラーメンを食べまくっている事実を裏付ける説得力あるボディです(笑)。だから、大阪遠征の時なんかも、たくさん歩くので股ずれがすごくて、パンツを血まみれにしながら食べ歩いていました」
体重には大きな変化があったわけだが、そうなると必然的に心配になるのは健康面。
「実は、健康診断の結果は悪くないんですよ。血糖値や肝機能、コレステロールなどの数値は、今のところ正常です。血圧だけ、正常より少し高いですが、生活指導が入るようなレベルではない程度といったところです」
これだけラーメンを食べて健康診断の数値が正常というのは、かなり驚きだ。とはいえ、年齢を重ねれば数字が一気に悪化するリスクを秘めていることは間違いない。
もちろん、さぴおさんもその点は承知の上。ラーメンを食べながらも他の食事に気を使う部分がある。
「外食だと、ラーメン以外だとしてもどうしても糖質が多くなりますよね。だから、自炊を極力増やして、その際は炭水化物・糖質を取らずにおかずのみにしています。サラダ・まぐろアボカド・魚料理が多いですね」
◆これだけ食べても飽きないワケ
さぴおさんを、ここまで惹きつけるラーメンの魅力は、味だけがもたらすものではない。彼は、「ラーメンは体験」だと語る。
「ネットで調べたり、画像を見ただけじゃわからない部分が多いんですよ。例えば、群馬の『森田屋支店 太田店』というお店に行った時、ラーメンの美味しさはもちろんですが、店主と奥様の夫婦漫才みたいなやりとりを見られた時は楽しいですね。しかも、『ラーメン二郎』くらいボリュームがあるんですが、80歳くらいに見えるおばあちゃんも食べに来ていて、地元にも愛されていることがわかるのも、すごく楽しいです」
SNSで写真や動画が簡単に見られる現代、多くのお出かけが「ネットで見た景色を確認しにいく」になっていないだろうか。しかし、さぴおさんいわく、ラーメンは地方ごとの文化なので「そこでしか体験できない発見」があるのだという。
それを求め、仕事の休みの度に遠征をするように。取材時も遠征スケジュールを次のように話した。
