斉藤慎二被告

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 ロケバス内で女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交などの罪に問われたお笑いトリオ「ジャングルポケット」の元メンバー斉藤慎二被告(43)の公判が5日、東京地裁(伊藤ゆう子裁判長)で開かれ、検察側は懲役7年を求刑した。判決は11月16日に言い渡される。

 「懲役7年の実刑に処すことが相当」―。検察側の求刑の言葉に斉藤被告は特段に反応はせず、黙って一点を見つめていた。検察側は「被告人は事件の本質を理解しようとしておらず、反省の情が認められない」と主張。「再犯を防ぐための長期の処罰と教育が必要。相当期間の矯正施設に収容すべきと考えられる」と求刑理由を説明した。

 この日は、初めて被害女性が法廷に立った。これまではリモートでの証言だったが、今回はついたて越しで、終始すすり泣く声を上げながら、斉藤被告に自らの主張を展開した。

 女性は「事件は過去のことではない。人生を壊されたことをみなさんに知ってもらいたかった」と法廷に来た理由を述べた。斉藤被告については「(ロケバス内で)私の事務所はどこかを聞いてきた。私に後ろ盾がないと確認し、何をしてもいいと判断した疑念をぬぐえません」と強調。「拒絶したのに同意と取られることに(斉藤被告の)深刻な認知のゆがみを感じる」と言い切り「初対面の私にそういう行為に及んだ。言葉の通じないモンスターだと思った」と憤りの言葉を投げかけた。

 さらに悪夢を抑える薬など複数の薬がなければ日々を過ごせないと述べ「医師の判断では社会復帰まで5〜6年かかると想定されている。(斉藤被告が)私より先に社会復帰することは納得できない」。また「斉藤被告がSNSを更新し続け、笑った顔を見るだけでつらかった。投げ銭など、事件で集めた注目によってお金を得ているのも受け入れられない」と事件後の行動に苦言を呈した。

 斉藤被告は、公判の最後に発言。「おっしゃったことは、重く受け止めています。本当に申し訳ありませんでした」と6秒にわたっておじぎした一方で「同意があったと思っていたことは、ご理解いただきたいです」との言葉で締めた。