<独自>熊本県八代市長「台湾は良き隣人」 多くの支援に感謝
小野市長は、現在の喫緊の課題は捜索救助ではなく、生活面での支援だと語る。30日現在、八代市の全人口約11万8000人のうち、半数近い約5万6000人が断水被害に直面している。一部の地域では停電でエアコンが使えず、被災者は猛暑の中、過酷な生活を強いられている。
台湾からの支援について、小野市長は「日本で厳しい災害が起こるたびに、ものすごく温かい支援をしていただいている」と言及。今回の熊本地震でも頼総統だけでなく、多くの台湾の人々から支援が寄せられているとし、「そのことが復興の力にもなる。本当に感謝している」と述べた。
また、期待される支援活動については、言語の壁があるため、救援要員の派遣よりも、物資や資金面での支援の方が望ましいとの考えを示した。現時点では、飲用水や食料、簡易トイレなどの生活物資が最も必要とされており、今後、避難生活が長引くにつれて段ボールベッドや避難所の仕切り板など、居住環境を改善する設備への需要も高まると予想している。
2024年の能登半島地震では、台湾を拠点とする仏教系慈善団体「慈済基金会」が被災地の石川県穴水町で炊き出しを行い、被災者から高く評価された。台湾の民間団体による炊き出しを歓迎するかとの問いに対し、小野市長は「非常に歓迎する」と答えた。
小野市長は「温かい食事、それも台湾料理であれば、市民はきっと喜ぶだろう」と話し、温かい食べ物はお腹を満たすだけでなく、疲れ切った被災者の心をほっとさせる大きな慰めになるだろうと語った。
(戴雅真/編集:名切千絵)

