ロケット部品の製造も手掛けた鉄道車両部品卸売会社が事業継続断念 山形地裁新庄支部に自己破産申請 負債約1億円
新庄市の鉄道車両部品卸売会社が山形地裁新庄支部に自己破産を申請していたことが分かりました。負債は約1億円に上る見通しです。
帝国データバンク山形支店によりますと、自己破産を申請したのは新庄市泉田上村西のシンワ工業です。4月30日に山形地裁新庄支部へ自己破産を申請していたことが判明しました。負債は約1億円で、今後変動する可能性があるということです。
シンワ工業は2004年6月に創業し、同年9月に法人化された鉄道車両部品の卸売業者です。当初はロケット部品などの製造も手掛けていましたが、不採算だったことから設計業務を中心とし、製造は外部委託する業態に転換しました。その後、政府による事業仕分けでロケット部品の受注がなくなり、鉄道車両部品を主力事業としていました。
2018年8月期には、鉄道各社による東京五輪に向けた車両更新需要を背景に年売上高約1億7800万円を計上しました。しかし、その後は受注が減少したほか、新型コロナウイルスの影響による車両更新計画の延期や、外注先の廃業・倒産なども重なり業績が悪化しました。
2025年8月期の年売上高は約2200万円まで落ち込み、以降も受注回復の見通しが立たなかったことから、事業継続を断念したということです。関連会社の「シンワテクノ」についても同様の措置が取られています。

