中島卓偉が新たな音楽販売プラットフォーム“SerialTune”の第一弾アーティストとして7月29日、独立第三弾アルバム『GLITTER』をリリースした。同サービスでは、高音質音源のダウンロード販売に加えて、7月5日に行なわれたばかりのSURFACEとの対バンライヴ<さぁ!大器晩成!>の一部が驚くべきスピード感で限定特典映像としてパッケージされる。

“SerialTune”は従来の定額ストリーミングサービスでは体験できないクオリティの高さで提供されるほか、アーティストへの高い収益還元モデルであることも大きな特徴だ。妥協の無い作品づくりを徹底してきた中島卓偉のクリエイティヴや独立性の保持に有意義なシステムであり、ファンにとっても作品そのものの価値を直接購入しアーティストを応援できる、いわば原点に忠実なシステムとなっている。

そしてリリースされたアルバム『GLITTER』は“きらめき”や“輝き”を意味する言葉を冠したものであり、グリッターロック=グラムロックを示す言葉でもある。タイトル曲「I’M A GLITTER」はブギーのリズムやキャッチーなメロディ、コーラスやホーンを大々的に採り入れた派手なサウンドが特徴のナンバーだ。

ハロー!プロジェクトへの提供曲セルフカバーを含む、全16曲という大ボリューム感で届けられた『GLITTER』に込めた想いとは? SerialTuneの理念に共鳴したのはなぜ? アーティスト中島卓偉、いち人間としての中島卓偉が今、思い描く理想像とは? ロングインタビューで迫った。

   ◆   ◆   ◆

■ミュージシャンが聴いてるのと同じ環境で
■ファンの方々にも聴いてほしい

──7月29日、新たな音楽販売プラットフォーム“SerialTune”にて、ニューアルバム『GLITTER』のダウンロード販売がスタートとなりました。SerialTune第一弾アーティストに抜擢されたことをどのように受け止めていますか?

卓偉:第一弾アーティストに決まったのは、僕のビジネスパートナーをはじめ、いろいろな人との巡り合わせもあってたまたま、という面もありまして。SerialTuneが始動するタイミングに、もともとこの夏リリースすることが決まっていた僕のアルバムがちょうどハマッたんだと思います。もっと掘り下げていくと、レコードからCDへ、その後CDから配信へと音楽を取り巻く環境が変わったこの時代の中で、配信のパーセンテージがおかしいというか。そこにはCD時代から疑問を感じていたんですよね。

──アーティストへの利益還元率が不当に低かったと?

卓偉:というのも、アマチュアの頃からレコーディングはしていて、 1曲作るのにどれだけお金が掛かるかは10代の時から分かっていたので、“これでシングル1000円、アルバム3000円っておかしくないかな?”と。さらに、この40数年もの間、値段が変わらなかったわけじゃないですか? 社会情勢がこれだけ変わり、消費税も変動し、今で言うとこれだけジャパンマネーが弱い時代に、買う人ももう麻痺して“そういう値段のものだ”という認識が強く残ってしまっていて。デビュー当時から“危険だな”と思ってはいたんですよね。

──デビュー当時ということは、27年も前から危機感を抱かれていたんですね。

卓偉:だからこそ、音楽がCDから配信へ主流が変わった時に、“垂れ流しにしかならないのに、何の意味があってこうなっちゃったんだろう?”という疑問がより強くなりまして。僕の後輩世代になってくるともうCDすら作れない、リリースすら危うくなって、もっと言うとドラムもギターも生でレコーディングできない状況になってしまっている。“これは本当にマズいぞ”と。アーティスト側へちゃんと利益還元される形にするために、先ほど言ったように僕のビジネスパートナーとか、いろいろな人とミーティングを重ねて、やっとここまで辿り着いたという感じです。還元されるというのは懐事情の話ではなくて、”その次に生かすため”ということなんですね。

──高い利益還元率に加えて、SerialTuneは高音質であることも大きな特徴です。CDや通常のストリーミングサービスよりも音質が良く、“こういう音で聴いてほしい”というアーティストの理想に近い形でそのまま届けられるというメリットもあるそうですね。

卓偉:たとえば、ハイレゾ(ハイレゾリューションオーディオ:高解像度・高音質な音楽データ)配信が始まった当時、坂本龍一(『ハイレゾ音源大賞』(2016年スタート)の初代セレクター)さんが推されていましたよね。

──はい。「いい音楽があって、いい録音があって、それをどうやってベターに再生するか」ということをおっしゃってました。

卓偉:そう。我々アーティストがレコーディングスタジオで聴いているときの音の波形の大きさっていうものがあるんですね。ところが、 CDになるとそこからすごく狭まるし、奥行きも圧縮されてしまう。僕自身、1stシングルをレコーディングした若かりし頃、スタジオで完成した音を聴いて“カッコいいな”と。その印象のままマスタリングもしたんだけど、実際に家に帰ってCDで聴いたら“あれ?”と。当時は今ほどマスタリングのことは分かっていなかったにしても、耳は正直なので“スタジオで聴いた音のレンジの広さがなくなった。なぜこんなに音が詰まってしまっているんだろうな?”と疑問でした。音の配置がグーッと寄って塊になって、窮屈な満員電車のような音になってしまったというか。

──レコーディングスタジオで録った音が、そのまま再現されないと。

卓偉:僕がミックスで注文した時はちゃんと音に隙間を作っていたはずなのに、それが無くなってしまうことにずっと違和感があったんです。これまでのキャリアの中で僕は、わざと音を大きめにマスタリングしたり、逆に音を小さめにしてボリュームを上げるとカッコよく聴こえるようにしてみたりとか、いろいろ試してきてはいるんですが、やっぱりそもそもの音の波形がマスタリングの段階で変わってしまうので、“どうにかならないのかな?”とずっと思っていたんですよ。ミュージシャンが聴いてるのと同じ環境でファンにも聴いてほしいというのは、音をちゃんと作っているミュージシャンみんなが思っていることですから。そこは絶対にマストで、とSerialTuneの方にお願いして完成まで持っていったつもりです。

──実現に至るまでに障壁はありましたか?

卓偉:いい音にしていくことによって値段も変わっていくんでしょうし、簡単ではなかったのは事実です。余談ですが、うちには子どもが2人いて、小さい時からレコードをよく聴かせてて、CDとの聴き比べもさせてきたんですよ。上の子がCDを聴いて言ったのは、「音が全部整列してる感じがする」と。レコードは「ボウリングのピンみたいな感じで並んでる。歌が一番前にあって、その後ろに他の音たちが配置されていて、天井の高い感じがする」と説明したんですよね。

──その感性もすごいですね。

卓偉:いや、子どもは正直だということだと思うんですよ。たとえば、マイケル・ジャクソンのレコードを聴かせたら「YouTubeで聴くよりも、いろんな音が聴こえる」とか言うわけです。やっぱり子どもが聴いても大人が聴いても一致するような良い音で届けるには、とにかくミュージシャン自身がレコーディングスタジオで聴いている音にこだわらなきゃダメだと。

──シンプルで重要な基本ですよね。そこに立ち返った音楽体験をもたらすのがSerialTuneと言うこともできそうです。

卓偉:もっと遡って自分の記憶を信じてお伝えすると、僕は毎年誕生日にザ・ビートルズのレコードを親父に1枚買ってもらっていたんですね。小学校4年生だった1988年はちょうどレコードからCDへの変換期で、福岡のレコード店に行ったら、親父がCDの『ラバー・ソウル』とレコードの『ラバー・ソウル』のふたつを持って、「どっちがほしい?」と僕に訊いたんです。子どもながらに「大きいほうがいいから、こっちで」とレコードのほうを選んだら、親父は「CDのほうが、音がいいぞ」と言ったんですよ。僕は「こんなにちっちゃいけど、こっちのほうが音がいいのか?」と一瞬悩んだんですよね。

──たしかにCDが出始めた当時は、音にノイズがなくてクリアだということがメリットとして言われていました。

卓偉:親父は他にもセールスポイントとして「曲の頭出しができる」ことを挙げたんです。「頭出しって何?」と尋ねると、「アナログ盤のように針を動かしたり盤面をひっくり返さなくても最後まで全曲聴けるってことだ」と。 で、「それは確かに便利かもしれないな」と一瞬思ったんですが、「いや、それでもこっちがいい」とアナログ盤を選んだんです。

──卓偉少年はなぜレコードを選んだのでしょう?

卓偉:親父がステレオにCDデッキを組み込んだり、CDラジカセを買って、クラシックやジャズを聴くようになってたんですよ。確かに便利そうには見えてたんですけど、全然音がいいと思わなかったのをハッキリ覚えています。レコードのほうが絶対にダイナミクスがあるし、音量レベルの落差があった。たとえばレコードを聴いてると、“サビになると音がドーン!と大きくなるから、この曲はちょっとボリュームを下げなきゃ”とか、子どもながらに僕は無意識にそういうことをやっていて。僕も自分の子ども同様、10歳の時にそれを感じたという絶対的な記憶が残っているんですね。巡り巡って、そこから30数年経った今、世界ではレコードセールスのほうが戻ってきているという状況もある。僕も直近3枚は全てアナログ盤を受注生産でリリースしているんですけど、出すたびに受注枚数がどんどん膨れ上がってきていますし。1枚目と比べると『GLITTER』は倍の受注があるんですよ。

──ファンの方もアナログ盤に魅力を感じていらっしゃるんですね。

卓偉:“何が便利か?”ということの答えは未だに出ていないと思うんですけど、何より見た目が良ければ音も良いというところに、もう一回みんなが行き着いたのがすごくいいことなんじゃないかな。『GLITTER』のアナログ盤は2枚組なのでA・B・C・D の4面あるんですよ。全16曲入りなので片面4曲ずつ。これが全12曲だと片面につき2~3曲なのでゆっくり聴いていられないじゃないですか。盤面をひっくり返すのは4曲くらいがちょうどいいんですよね。で、4面に振り分けることを想定すると、頑張って16曲入れようと。

──ということは、全16曲の曲順もアナログ盤の4面を意識しつつ決められたんですか?

卓偉:そうなんです。たとえば「光よ」はB面の1曲目になるように、とか。

──その「光よ」が名曲で、メロディ展開が美しくて聴き惚れました。たしかにここを起点として、冒頭からのアグレッシヴな空気感が一変しますよね。

卓偉:ファンの方々も「アナログ盤1枚にオープニングとエンディングが2回ずつくる。全部で4回それがくるってすごいことですね」と言ってくれています。

──SerialTuneでは音源だけでなく、限定特典映像もパッケージに含めてリリースされるんですよね。

卓偉:特典というのは要するにお得感を出すということなので、ドキュメンタリー映像を付属する人もいれば、アコースティックライヴ映像を付属する人もいるし、そこに新曲の音源を付けてしまおうという人もいる。やり方は様々ですが、今回僕がこだわりたかったのはスピード感でした。7月5日の対バンライヴから7曲がいち早く観られる・聴ける。そういうライヴ映像を特典として付けています。もちろん時間が経って、“この特典っていつのライヴだろう?”ってなるんですけど、だとしても中島卓偉の活動の今を出来たてホヤホヤの状態で配信できるというタイムリーさ、それをまず証明したかったんです。

──ファンの方にとっても、リアルタイムをアーティストと一緒に生きている喜びが感じられる試みだと思います。

卓偉:これは独立事務所だからできるという面もあるかもしれません。僕は自分で会社を持っていて、ミックスや映像編集など関わる全てのスタッフに素早く作業をしてもらえることができたので。今までだったらどんなに早くてもやっぱり3ヶ月は掛かっていたと思うんですよ。だから、“これだけ早く出来るんだ”ということを今回、セールスポイントにしたかったのはありますね。

■ヒーローにはなりたくない
■14歳の自分自身に嘘をつきたくないんです

──ここからはアルバム『GLITTER』の内容について詳しく伺っていきます。まず16曲入りというボリューム感に圧倒されました。

卓偉:長くてすみません、本当に(笑)。

──いえいえ、聴き応えが凄まじかったです。表題曲にして1曲目を飾る「I’M A GLITTER」は冒頭20秒以上たっぷりとコーラスワークが響き渡り、高音質で聴くにふさわしいオープニングだと感じました。それは意図的なものですか?

卓偉:1曲目としてインパクトの強さを考えた時に、もともと僕はビートルズも好きなので、多重録音のコーラスワークでドキドキさせるような、“来るぞ!来るぞ!”みたいな始まり感をイントロダクションとして付けたかったというのはありますね。実を言うと、もともとこの曲は「ロックを歌いたい」という女性シンガーへの提供曲として書いていたものなんですけど、そのプロジェクトが停滞して。そんなときに、“こんなビッグビートのシャッフルの曲、自分でも歌いたいな”と思って、曲を僕に戻してもらったんです。そうしたら“どうやらこれ、アルバムの1曲目にいいんじゃないか?”となりまして。そこから歌詞を書いて、“アルバムのタイトルもGLITTERにしよう”という流れで決まっていきました。

──こういうギラギラとしたロックンロールが、卓偉さんの今の心境にも合っていたんでしょうか、多重録音によるコーラス、ブギーのリズム、バンドサウンドを基調としてブラスや鍵盤をふんだんに使用したサウンド。聴き応えのあるベースソロやギターソロなど、アレンジにはゴージャスなグラムロック感もあります。

卓偉:ちょっと悪い感じのロックンロールで、でもサビがメロディアスで、ホーンセクションがバーッと入ってくる’70年代っぽさ。ロックがデジタルの打ち込み時代になっていく前の、ロックの良かったところを全部入れた感じの曲です。弦も入っていればピアノもオルガンも入っているし、ロックの人たちが絶対に使うような楽器を使って、ギターもベースも歪んでいる。 アルバムの1曲目で“もうこれ、ロック以外に言いようがないね”というようなスタートにした感じです。

──ハロー!プロジェクトへの提供曲のセルフカバーを含め、バリエーション豊かで、ソングライターとしての卓偉さんの幅広い作風、キャリアを網羅した集大成のような作品でもあるのかなと感じました。選曲基準やアルバムトータルでのコンセプトは最初にあったのですか?

卓偉:今も新たなアルバム制作に着手しているので、集大成というよりは通過点ではあると思うんですけれども。曲は出揃っていたので、歌詞の話になりますが、『GLITTER』というアルバムタイトルで行きたいからそういう曲を作ろう、みたいなところもあったかもしれないですね。ハロー!プロジェクトのアーティストに提供させてもらった曲のセルフカバーが6曲入っているのは、もちろん自分も好きな曲だし、いい曲なので“もっと幅広い人に聴いてもらえたら”という気持ちもありましたし。

──なるほど。

卓偉:トータル的に「カラッとした夏のアルバムだね」と言えるようなものにはしたかった。マイナー調の曲も入っているんですが、バタフライのジャケットだったり、青だったりラメだったり、タイトルも文字通りキラキラしたものですから、そういうイメージがある程度は見えていて。それで、バリエーションがあったほうがよりカラフルでいいのかな?と。

──カラフルと言えば、『JAGUAR』のメインヴィジュアルではフェンダー製ジャガーを抱えていらっしゃったように、今回は色鮮やかなピンクペイズリーが目に飛び込んできます。

卓偉:アルバムのメインイメージとなるギターを1本担ごう、とは毎回思っていて。ピンクペイズリーは“いつかほしいな”と思っていた憧れのギターだったので、撮影の少し前に購入して今もライヴで使っています。

──1曲目の「I’M A GLITTER」で華々しくアルバムが幕を開けた後、2曲目「行動弱者」以降の3曲目「自分ファースト」(宮本佳林提供曲セルフカバー)や4曲目「(ぶっ)壊したい」(アンジュルム提供曲セルフカバー)も含め、現状を自力で打破していくんだ、というメッセージ性の強い曲が続きます。

卓偉:僕はそんな曲ばっかりです(笑)。昔からラヴソングは少ないですね。ラヴソングに共感することも少なくて、自分自身の殻を破るような前向きな歌詞に心を打たれた少年時代だったなと。 結局自分が書くとなると、その気持ちを継承しているのかなというところはありますね。

──ビートルズにもラヴソングは多いですし、世の中にはラヴソングが溢れていますよね。その中において自分は異端だ、という意識もあるんでしょうか?

卓偉:いやいや、そんなふうには思わないですけど。たとえば、自分の歌詞で言うと、7曲目に「クリーニング工場」という曲がありまして。

──スローでメロディアスな曲ですね。歌詞の視点がユニークで印象的でした。

卓偉:クリーニング工場の前を通り過ぎることによって主人公は、“自分の中の汚れてしまった気持ちを洗い流してくれたらいいのに”と願いながらも、“ここまで来た以上もう真っ白に戻ることはできないと分かっている”という逆説的な言い方をしていて。おこがましいですけど、こういうことを書いている人のファンになりたいんですよ、自分は。世の中に転がっているラブソングではなくて。しかも、クリーニング工場の前を通って、俺の汚れた心が“よし、全部洗い流されて今日、真っ白になったぜ”じゃないんです。僕は、その葛藤とか迷いとか、答えにならないことを歌うシンガーでいたいんですよね。 「全部解決してあげるよ」と言ったら、それは単なるヒーローですから。

──ヒーローになりたいわけではないんですね?

卓偉:なりたくないですね。昔から正義の味方は大っ嫌いでした。語弊があるかもしれないですけど、正義のヒーローは賢くないんですよね。でもヒールって知的で実はすごく優しい、僕からすると。 話がちょっと飛びますが、最初に好きになったアニメキャラクターは『ルパン三世』だったんですよ。泥棒という設定ですけど、最終的に盗んだものをただ持っていくのは峰不二子だけで、ルパンと次元大介と石川五ェ門は悪をくじいて何にも盗らず、「あばよ」と帰ってくだけなんです。ファッションとか乗っている車も含めてトータリティが、すごいカッコいいなと。チャラチャラしているように見えて実は、真面目に生きている人を助けて見返りを求めず、何も得ない。“これこそ最高のボランティアじゃないか”と5歳ぐらいで気付いたんです。そのときに自分の中で、これがカッコいい!という考え方が磨かれてしまったんでしょうね。

──そのような原体験に根付いた“カッコ良さ”は、卓偉さんのロックスターとしての考え方の基になっていたり、イコールで結ばれていたりもするんですか?

卓偉:たとえばですが、チャリティーをセールスポイントにするアーティストは世界中にいますが、デヴィッド・ボウイやマイケル・ジャクソンが亡くなった後に「実は匿名でいろいろな支援をしていた」という話を聞くと、“こっちのほうがヒーローじゃん”と僕は思うんですよね。“こんな人がそんなことしていたんだ”というギャップがあればあるほど、僕はカッコいいと感じる。自分が憧れたロックスターを考えた時に、ヒーローっぽいロックスターもいれば、ヒール役のロックスターもいて、いい意味で汚れてもいるし、ささくれてもいつつ、痛みがすごく優しく聴こえることってありますよね。“世の中が全て正しいよ”というような歌詞よりも、僕はそのほうが好き。何と言ったらいいか……言葉にするのがちょっと難しいですけれども。

──卓偉さんが大事にされているスタンスは伝わってきます。

卓偉:カート・コバーンとかジョニー・サンダースとか、悲劇のロックスターと言われる人たちが書いてきた歌詞を見ると、やっぱりすごいなと思うんですよ。優しくないと、痛みを知った人じゃないと書けない歌詞だなと思うし、だからこそあのような短い人生だったのかもしれないですけど。若い時には“それに憧れちゃいかん”という気持ちも自分の中であったんでしょう。ただやっぱり、“世の中が正しくて”みたいなことを全員に笑顔を振りまいて歌って共感を得ようという感覚になったことは、僕はないんです。大勢に好かれるよりも、ひとりの人間を狂わせる人生のほうが本物ですから。たったひとりの人生を狂わせられたほうが光栄だし、やる意味があると思っています。

──“たったひとりの人生を狂わせられたほうが光栄”、すごく強い言葉ですね。

卓偉:もちろんポップな曲は書いているつもりなんですけど、人間はいろんな感覚を持って生きているわけじゃないですか。僕は自分がいいと思ってきたものに嘘をつきたくないし、何よりティーンエージャーだった時に涙が出るほど痛みを感じて、“最高だ!”と思った14歳の自分自身に嘘をつきたくないんです。“あの時の自分のような14歳に届けよ”と思って曲を書いているわけではないんですけど、届いてくれたらうれしいですね。

■客観的にものを見られる人が勝者だという時代もあった
■今は個が強い人のほうが勝ち取る時代な気がしています

──自立して他に頼らないという意味でのインディペンデント精神もひしひしと感じます。《鎖を引きちぎれ 異端の羊》と歌う10曲目の「SHEEP」は、そのような心意気をストレートに描いた曲と言えますか?

卓偉:これも結構突っ込んだ歌詞で、“メジャーレコード会社だったら絶対シングルにさせてくれない。カップリングすら無理”みたいな(笑)。“独立するとこういうことができる”という曲ではあります。僕は高校受験もせずひとりで上京して、事務所に所属していたことを就職と捉えなかったとしたら、いわゆる会社に就職した人生を一度も送ったことがないんです。でも、キャリアの中で20数年、やっぱり大きなレコード会社や音楽事務所に所属していたりすると、どうしても団体行動になるし、個ではないんですね。そういったところに所属できない人からすると、”守られている”という意味ではすごくありがたい環境だったとは思うんですが。

──個であるためには、孤独を恐れない勇気、強さも必要になってきます。

卓偉:たとえば世の中を切り拓くような、起業している人、株主もそうですし、権利を持っている人たちはやっぱり個が強くて、自分ひとりで築き上げた人がほとんどじゃないですか。偉人だとか異端児だとか言われる人は、最初は絶対にひとりで踏み出すことから始まっているわけなので。そういうことを可能性として秘めている“羊たち”はたくさんいると思うんです。 もしかしたら自分もその羊の中のひとりだったのが、この歌詞のように“やっぱり、違うな”と違和感を抱いて独立を選んだのかもしれないし。そのことを絵で、ストーリーで説明できていると思います。

──社会情勢的にも、これから生きる道を模索する人が多いでしょうし、響くメッセージではないでしょうか?

卓偉:僕と同じように“あれ? どうやらこの場所じゃないな” “どうやらこの仕事じゃないな”という違和感に気付いて、この曲をきっかけにして変わり続けて走り出せる人がいたならば、先ほどお話しした“たったひとりの人生を狂わす”にも行き着くんですけど。そういう人がひとりでもいたら僕はこの曲を書いた意味があったなと、そう思いたいですね。

──11曲目「相談なんてしない」も《主観で突き進めばいい》と力強く歌われています。

卓偉:いろいろな大人と仕事してきて、プロデューサーとかディレクターとかがいて、言うことを聞かなきゃいけない環境の中に自分もいたんですね。でも、“本当にやりたいことがある人間は、相談なんてしてる場合じゃないぞ”と30代ぐらいに思ったりもして。客観的にものを見られる人が勝者だという時代もあったんでしょうが、今はもう完全に主観で見られる人、個が強い人のほうが勝ち取る時代な気がしています。外面を気にして客観的に自分を見ている以上、個は強くはならない。個のマグマは熱しないんです。

──個のマグマ。内なるものが重要なんですね。

卓偉:主観で物を考える人は、外からどう見えようが“自分に見えたものが正しい”と思って生きるわけなので。それは、視野が狭まるとも言えるんですけど、やっぱり勝ち取った時の揺るぎなさはすごく強いんですよ。馬車馬は前しか見えないようにガード(ブリンカー / 馬の視野は約350度と広く、後ろや横の動きに驚きやすい特性があるため、余計な景色を見せないことで前方に意識を集中させ、まっすぐ走らせる)を着けるわけですけど、別に顔ごと左を向けば左は見えるわけですから。ということは、自分で探しに行けば、主観であったとしても軌道修正できるということじゃないですか? 僕はそれをメッセージにしたいんです。自分はバンドではないしソロですから、なおさら、転んでケガをしても自分の責任だし、成功も自分の責任で。“卓偉がまたケガしてるな”と思われても“やっぱりあの人は主観で物事を考えて勝ちにいってる”となりますし、僕にとっての勝ちはお金じゃなくて自由なんです。

──手綱を自分で握るということですね。

卓偉:人は自由を取れたら勝ちだと思います。何にも文句を言われない場所にいき、そこで笑顔になれるか。自由になっても鬱になったらダメだし、“自由になったら寂しいです”とか言うんだとしたら、それは矛盾しているし、自由ではないです。「自由になって、たとえひとりでもめっちゃ毎日楽しいです」と言えたら、年齢もお金も関係なく“勝者だ”と思うんですよ。 “そこにいきたいです”というテーマは常に、このアルバムにもあるかもしれないです。

──そのテーマは、独立してご自身の道を切り開いている卓偉さんの人生と重なって聴こえるからこそ、説得力がある気がします。

卓偉:デビュー27年目ですけども、レコード会社やプロダクションに長らくいたので、やっぱりその時はそうではなかったんですね。いろいろな人の意見を汲んで、“みんながハッピーになれるように”と気を遣って。僕は揉め事が好きではない性格なので、誰かがイガイガするのも見たくなかったし。逆に納得してるかどうかを自分からみんなに聞きにいくような、心の幅の広さはあったんでしょうけど、結局“それがおかしいぞ”と。自分が全部作詞作曲してアレンジもしてるのに、“なぜ周りの人間の意見を聞いて機嫌を取り、その人たちが納得いくライヴ活動や音源活動になっていくんだろう?”というのが、だんだんクエスチョンになったのも正直ありましたから。かといって誰かを恨んでいるわけでもないんです。だけど、やっぱり“自分の人生じゃないのか?”という、自分の中から訴え掛けるもうひとりの自分の声をちゃんと聴いて、こういう行動になったんです。

──2曲目の「行動弱者」そのものですね。

卓偉:「行動弱者」は造語ですけど、行動できない人たちに対して、“そのままでいると本当にダメになっちまうぞ”というメッセージなわけで。これは、もしかしたら自分に言ってるところが強いのかもしれない。“これでいいや”と甘く考えて満足したら、“それ以上はないぞ”って。そういうところは緊張感を持ってやりたいからこそ、こういう歌詞が生まれるのかもしれないですね。

──アルバムの最後はドラマティックなバラード「歩きだそう」。この曲で締め括った背景には、どのようなお気持ちがあったんですか?

卓偉:この曲を作ったのは30代後半だったんですけれども。アルバムが“到達してしまう曲”で終わると、完成度は高くなるしトータリティでボリューム感も出せるんですけど、どうしても着地する感じがあるじゃないですか。でも、“まだまだ着地したくない”という想いがあって。だから、「歩きだそう」という”動いている曲”で終わりたいなって。そういう感覚が毎回、最後の曲に対してはどうしてもありますね。

──完結してしまわずに、次へと繋がる何かで終わりたいと。

卓偉:それが常にありますね。ビートルズの『アビイ・ロード』は「The End」で終わりますが、よくぞ勇気を振り絞ってそんな風にしたなと思います。「“ジ・エンドだ”という風にやっちまおうぜ」というイギリス人のジョークだったり、軽いノリだったのかもしれませんが、事実上、それまでレコーディングしていたアビイ・ロード・スタジオから出て行くようにジャケット写真で横断歩道を渡って、その最後の曲が「The End」だってファンは勘ぐるわけで。そうするとやっぱり、着地なんですよね。今まで飛び続けてきてここで終わったと。でも僕は“まだまだいきたい”という気持ちがあるから、歌詞は最後にひねっているところがあるかもしれないです。今改めて質問されて思い返すと、“そうだな、自然とそうしていたのかもしれないな”と気付きましたね。

──「歩きだそう」の最後もコーラスのハーモニーが心に染み渡りました。

卓偉:もうゴスペルですよね。“教会でみんなで歌っているような人数で”みたいなイメージがありました。インタビューの最初のほうで話題に出た「I’M A GLITTER」の前に付くイントロダクションのコーラスはゴスペルじゃなくて、あれは単純にボーカルを多重録音してオープニングっぽく聴こえるようにしているんですよ。でも、「歩きだそう」の最後は本当にゴスペル。アルバムが声で始まり、声で終わるようにしたかったというのはありますね。

──ゴスペルということで、やはり祈りのニュアンスも含まれますか?

卓偉:そうですね、あると思います。どんな寂し気なバラードであっても、少し希望の光がほしいから。 聴いてくれた人が歩きだせばいいなと。 今日という日は今日しかなくて、どんな風が吹いていても明日のために1mmでも2mmでも前に進むという感覚を持ちたいですから。 その感覚があればなんとかなるはずなので、それを伝えたいという気持ちはあります。

──さて、様々なライヴ活動を行なっている卓偉さんですが、8月22日からスタートする<独立&提供>ツアーは、どのような内容になりますか?

卓偉:セットリストが 2パターンありまして、<独立>は独立してこの4年半の間に出したアルバム4枚の曲縛りのセットリスト。 <提供>はアルバム『GLITTER』にも入ってるように提供曲がたくさんあるので、ハロプロファンの方にも観にきていただきたいと思いまして。そのような2パターンのセットリストで廻るショートツアーです。

──さいたま、大阪、名古屋の3都市ですね。

卓偉:はい、 1日2公演の計6公演になります。10月12日に東京国際フォーラムホールCで開催する東京公演<THE BEST REQUEST SONGS>は、タイトル通りリクエストライヴです。4~5年に一回開催していて、その周期ということもあります。今ホームページで楽曲リクエスト募集をしているんですが、そのうちの上位30曲を全部やります。

──それは楽しみですね。メドレーにはせずフルで披露なさるんですか?

卓偉:そうですね。いざリハーサルに入ったら、“メドレーにしたほうがいい”という判断をする場合もあるかもしれないですけども、ファンの方に今どの曲が人気かを知るすごくいい機会だと思っています。そして、7月29日に発売されるアルバム 『GLITTER』を引っ提げてのツアー<GLITTER&HIPSTER>を、 11月28日から2027年2月まで開催します。こちらも1曲も被らないセットリストを3パターン用意します。

──チャレンジングで非常にカロリーの高いツアーですね。

卓偉:27年やってくるとやっぱり曲も増えてきて、ライヴがどうしても長くなってしまう時期があったんですよ。 やりたい曲、やらなきゃいけない曲があるので 2時間以上になってしまって。そうすると自分もダレる恐れがあるし、“もうちょっと聴きたい”ぐらいで終わるセットリストに戻したいなと思って。今は基本的に1時間半しかやらないんです。その代わり3パターンのセットリストを用意するから、他のライヴも観に来てねという。あと、弾き語りツアーも現在開催中で、11月にそれを終えたらアルバムツアーにシフトするという感じです。もうずっとライヴをやりっぱなしですね。

──加えて、田澤孝介さんとのツーマンライヴも7月21日に開催なさいましたよね。同じボーカリスト同士として、刺激を受ける部分もあるのでしょうか?

卓偉:田澤くんからは常に刺激を受けますし、同い歳で同じシンガーで、共通することもいっぱいあって。彼の曲も書かせてもらったりしていますし、昔から知っていたんですけど、最近より一層距離が近くなって、もう戦友のような感じです。 声の出し方もシンガーとしてのタイプも全然違うんですよ、彼はロジック型で全部データで説明できるシンガーなんです。その辺が天才的だと思ってます。僕は感覚でしかやってきていないので…“ロックは叫べばロックです”みたいな(笑)、そういう持論でしかないというか。知恵は付けてますが全然学ばないシンガーなので、田澤くんに楽屋でいろいろなアドバイスをもらいます。たとえば「どうやって声を出すんですか?」という話をすると、惜しみなく何でも教えてくれるので、すごくいい関係です。

■僕にはキャリアの中で出会ってきた
■愛している人たちがたくさんいる

──卓偉さんはずっとライヴを中心とした活動をされていますが、ステージに立ち続けることがやはり卓偉さんの音楽活動にとって不可欠ですか?

卓偉:自分はミュージシャンなので、ライヴで人に楽しさを伝えてなんぼですし、体力とか運動量もやっぱりライヴで培われてきたものでなければいけないと思うんです。もちろん運動し続けて体型はキープしていますけど、休んでしまうと声も体も絶対に衰えていくはずなので。やり続けるのがロックンロールだと思っています。事務所に所属していた時はあまりライヴができなくて、“もっと本数をやりたいのにな” “もっと1年に何本もツアーを回りたいのにな”というストレスばかりでした。

──独立後のほうが存分にライヴができていると。

卓偉:そうです。事務所所属時代、スタッフは戦略を考えるから、ライヴをやり過ぎるとお客さんが減るとか、いろいろ持論を持つんですね。でも僕は4年やってきて思うんですけど、それでお客さんが減るとか、ライヴがダメになるってことはなくて。もちろん喉が嗄れてしまうことに関しては緊張感もあるし、責任もあるんですけど、やらないほうが声が出なくなるというフェーズにきたと思っています。ファンの方から、「そんなにライヴがあるとお金も続かないし、スケジュールも組めない」という意見が届くこともあるんですけど、僕はこう答えます。「来れる時に来てくれ。それで全然構わないから」と。海外の昔のサーカス小屋と一緒なんですよ。サーカスは移動遊園地であり旅人集団なわけで、「テントの入り口の幕はその期間中ずっと開いているから、好きな時に観に来てください」ということじゃないですか。僕も「常にライヴをやっています。スケジュールが空いていたらどこかしらで観てほしいです」と思っているんですね。この10年で電車も速くなってどこでも行けるし、早めに計画すれば飛行機代だって安いわけじゃないですか。1本でも多くライヴを重ねたというアーティストになりたいし、そうでいたい。 独立以降は特にそれを強く思っていますね。

──卓偉さんは今後アーティストとしてどうありたいですか? 2026年7月現在、理想とする未来像、幸せの形をお尋ねすると、どういう回答になりますか?

卓偉:え!? そんなことを訊かれると思わなくて(笑)。いくつかあるんですけど、長くなっちゃってもいいですか?

──もちろんです、お聴かせください。

卓偉:アーティストでありロックシンガー中島卓偉の考え方と、いち人間の中島卓偉の考え方は、僕の場合大きく違うんです。別に“どちらかのスイッチを入れて今日来てます”とかそんなのではないですし、そのままステージにも上がってるんですね。 ただ、今の質問に答えるとなると、そこはセパレートすべきなのかなと思って。だから答えは2つあって、前者であるアーティスト中島卓偉のほうで言うと、人間は寿命を教えられているわけではないので、いつまで生きられるか分からないじゃないですか。 だからこそ、実を言うとちょっと焦っています。それは悪い意味じゃなくて、本当に自分がやりたいことを全部この人生の中で果たしてやりきれるのか、という焦りがずっとあります。

──時間が足りないという感覚ですか?

卓偉:後悔はないですけど、“もっと早く独立を考えるべきだったな”と思うことももちろんあるんです。ただ、独立しようと思ったらコロナがあったり、いろいろ重なってのことだから、“遅過ぎることは何もない”と思えばそうなんです。が、アーティスト中島卓偉としては、本当に自分がやりたいライヴ、やりたい本数、出したいアルバム、そういうものが本当に生きている間に完成するのかという焦りがずっとあるんです。

──誰しも限りある人生の中で時間をどう使うかですよね。

卓偉:とはいえやっぱり人間ですから、やり続けるとどうしても疲労が溜まり、喉を壊してしまうこともあるので本末転倒になるんです。この4年間もライヴをやり過ぎたことによって、声帯結節がずっと治らないまま続けている状態で。でも応援してくれるファンがいるから頑張れて……ということで言うと、「何歳まで続けたいです」という答えにはならないんです。 むしろ、果たして自分がやりたいことを全部やり切れる人生なのかという課題しかなくて。だからアーティスト中島卓偉として、あれがほしいとかあそこに行ってみたいというのは、もうとっくにないんです。

──なるほど。

卓偉:ロレックスはほしくないですし、フェラーリに乗りたくないですし、ロールスロイスの後部座席に乗ってふんぞり返りたくもない。でも高みを望むならば、これだけ憧れてきたアビイ・ロード・スタジオでレコーディングしなきゃダメだなとも思っています。“そういう夢を叶えるつもりじゃなかったのか”という自分の声も聴こえてくる。だけど、アビイ・ロードでシングル1曲を録るのに、例えば何千万円も使って“やった! 夢が叶った”ということよりも、日本全国ツアーを回って、“まだ中島卓偉の声を生で聴いたことがない、でもファンだ”という人もいるかもしれないじゃないですか。そういう人たちの前でいい歌を歌うほうが1億倍大切だなって、もうそちらにシフトしてしまっているので。だから稼ぎは全て次に繋げることで独立が成り立っているんですよね。

──SerialTuneの高い収益還元モデルも「次に生かすため」とお話しされていましたが、常に“次へ繋げていくこと”を考えていらっしゃるんですね。

卓偉:一方、いち人間の中島卓偉の目標で言うと、実はすごくスローリーで、焦ってるというような考えはないんです。すごくマイペースでものすごく冷静です。なるようになればいいと思ってたり、なるようにしかならないって思っていたり、肝が据わっている。曲作りに関しても“書かなきゃいけない”という感覚は全然なくて、浮かぶものを書き留めようという感じです。僕には、このキャリアの中で出会ってきた愛している人たちがたくさんいるわけで。そういう人たちとの時間をどう過ごしていくかということのほうが重要で。 “独立した以上、嫌なことはもう絶対してやるもんか”とか、“自分の機嫌は自分で取り、自分が行きたい場所に行き、自分が楽しいと思えることをしなきゃいかん”という想いを強く抱いているいち人間の中島卓偉がいるんです。母体となっているそこがブレると、アーティスト中島卓偉が落ち着かなくなる、というのが分かったんですね。今はそれが揺るがないようにはどうしたらいいか、ということだけが課題です。

取材・文◎大前多恵
撮影◎西 将隆

 

■アルバム『GLITTER』
2026年7月29日(水)18:00配信開始
価格:5,000円(税込)
SerialTune ECサイト:https://st-shop.anysee.jp/
シリアルコードによるダウンロードサイト:https://serial-tune.anysee.jp/
▼収録内容
・高音質ダウンロード音源『GLITTER』
・SerialTune限定特典映像
【配信曲順】
01. I’M A GLITTER
02. 行動弱者
03. 自分ファースト ※宮本佳林提供曲セルフカバー
04. (ぶっ)壊したい ※アンジュルム提供曲セルフカバー}
05. 光よ
06. So Far Away ※SI-VIS: The Sound of Heroes OP テーマ提供曲セルフカバー
07. クリーニング工場
08. 暁
09. THANK YOU,HELLO GOOD BYE ※アンジュルム提供曲セルフカバー
10. SHEEP
11. 相談なんてしない
12. BABY! WE CAN DO IT! ※鈴木愛理提供曲セルフカバー
13. My Darling ~Do you love me?~ ※つばきファクトリー提供曲セルフカバー
14. 大丈夫、どうにかなる
15. お別れのKISS ※小関舞提供曲セルフカバー
16. 歩きだそう

【アナログレコード(2枚組)】※完全受注生産(受付終了)
FRCD-00008 ¥13,000(税込)
◯特典
・ダブルジャケット仕様
・歌詞、セルフライナーノーツブックレット
・ポスター封入
・オリジナルGLITTERステッカー
◯レコード収録曲
▼SIDE-A
01. I’M A GLITTER
02. 行動弱者
03. 自分ファース ※宮本佳林提供曲セルフカバー
04. (ぶっ)壊した ※アンジュルム提供曲セルフカバー
▼SIDE-B
01. 光よ
02. So Far Away ※SI-VIS: The Sound of Heroes OP テーマ提供曲セルフカバー
03. クリーニング工場
04. 暁
▼SIDE-C
01. THANK YOU,HELLO GOOD BYE ※アンジュルム提供曲セルフカバー
02. SHEEP
03. 相談なんてしない
04. BABY! WE CAN DO IT! ※鈴木愛理提供曲セルフカバー
▼SIDE-D
01. My Darling ~Do you love me?~ ※つばきファクトリー提供曲セルフカバー
02. 大丈夫、どうにかなる
03. お別れのKISS ※小関舞提供曲セルフカバー
04. 歩きだそう

Produced by TAKUI NAKAJIMA
Lead & Backing Vocals, Bass, Acoustic Guitar, Electric Backing Guitar, Keyboard, Tambourine, Shaker, Harmonica, Programming

Additional Musicians :
Drums : SHINGO
Electric Lead Guitar : you SIDE-A M1,M2,M3,M4, SIDE-B M1,M2,M3,M4, SIDE-C M1,M2,M3,M4, SIDE-D M1,M2,M3
Bass : NAOKI SIDE-A M3,M4, SIDE-C M1,M4 / Kenji Suzuki SIDE-B M4, SIDE-D M1,M2
Piano, Wurlitzer, Rhodes, Clavinet, Organ, Keyboard, Programming : Ryohei Arahata
Technician : Yuichi Tateno (Canal Guitars Company) Naoki Ito (SOUND CREW)
Transport : Thoma / Kazuya Takahashi

Recording & Mix Engineer : Osamu Nakamura
Recording at : MEGURO SOKO, Jack zoo Ray Studio, April the 12th, 2025~September the 19th, 2025
Mastering Engineer : Hiromichi “Tucky” Takiguchi
Mastering Assistant Engineer : Kazuma “Wally” Matsuzaki
Mastering Studio at : Tucky’s Mastering, October the 14th, 2025
Vinyl Cutting Engineer : Shunsuke Nishiya (Tokyokasei co., Ltd.)

Photographer : Masataka Nishi / Assist : Kazumasa Urakawa / Photo Studio at : STUDIO LOFT November the 14th, 2025
Design : Spincool DJ / Cover Art : Takui Nakajima / Hair & Make-up : Megumi Matsumoto / Styling : Takui Nakajima

 

■中島卓偉 ライヴ/イベント情報

 

関連リンク
◆中島卓偉 オフィシャルサイト
◆中島卓偉 オフィシャルX
◆中島卓偉 オフィシャルInstagram
◆中島卓偉 オフィシャルYouTubeチャンネル
◆中島卓偉 オフィシャルFC「BEAT&LOOSE」