天心「自分の思い伝えられなかった」“ぐだぐだ”屋外会見から仕切り直しの意思表明「あの日の自分超える」
◇プロボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチ 井上拓真(大橋)《12回戦》那須川天心(帝拳)(2026年9月27日 トヨタアリーナ東京)
プロボクシングWBC世界バンタム級1位・那須川天心(27=帝拳、8勝3KO1敗)が26日、動画配信サービス「Twitch(ツイッチ)」で“仕切り直し”の緊急会見を実施した。
那須川は23日に新宿シネシティ広場で屋外での公開会見に出席し、WBC王者・井上拓真(30=大橋、22勝5KO2敗)と9月27日にトヨタアリーナ東京で開催される「Prime Video Boxing 16」で再戦に臨むことを発表していた。
ただ、一般公開で行われた同イベントは大きな盛り上がりを見せることなく終了。「これ外でやる意味ある?すげーぐだぐだ」と苦言を呈していた。この日は都内で再び屋外会見。「前回の会見では自分の思いを伝えることができなかった」と切り出すと「見てくれたファンにこれだけの思いがあるぞ、と。負けてからモヤモヤとした感情の中で生きてきた。それをぶつけたい」と決意を述べた。
両者は昨年11月24日、WBC世界バンタム級王座決定戦で対戦し、井上拓が3―0で判定勝ち。那須川はプロ初黒星を喫した。10カ月ぶりの再戦は王者・井上拓が2度目の防衛戦で那須川を迎え撃つ形となる。「会見ではタイトルマッチを強調していなかった」と振り返ると「ベルトというより、この選手に勝ちたい思いが強い。もしベルトに執着しているのであれば、他の団体で獲ればいい」と“因縁”の拓真との再戦にこだわった理由を明かした。23年のボクシング転向から約3年が経過。「僕は強いやつと戦いたい思いでボクシングを始めた。強いやつからベルトを獲ることに価値があると思っている。しっかりリベンジさせていただきたい思い」と雪辱を期した。
4月に元世界2階級制覇王者フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)に9回終了TKO勝ちし、王者への挑戦権を手にした。ただ同一戦は“通過点”であると強調。「(前回の敗戦から)8カ月、拓真選手のことを思いながら、前回もエストラダをめがけてやっていた訳でなはく、この試合のための準備だった。エストラダに勝つだけでは全く満足せず、あくまで通過点」と強調した。
前回から帝拳ジムOBの葛西裕一トレーナー(GLOVESジム会長)とコンビを結成。「葛西さんとつくり上げてきたものがある。前回で進化したと言われているが、片りん(の一部)を見せただけ。今回は(前回)見せた片りんをまとめてみんなに見せていきたい。自分自身に勝ってあの日の自分を超える」と意気込む。
「前回よりたくましくなった姿が見せられる。勝率が100%になる期間をこの期間に上げていくのが使命」と力強く再戦への決意をにじませた。

