大相撲七月場所>◇十三日目◇24日◇愛知・名古屋IGアリーナ

【映像】なんと60本!最大懸賞の分厚い束を手にした瞬間

 大相撲七月場所の十三日目、結びの一番を前に土俵上を数多くの懸賞旗が回り続ける異例の光景が広がった。その数上限いっぱいの60本。取組後、見事に勝利を収めた力士が両手いっぱいに分厚い懸賞金の束を受け取る夢のある光景に、「ワイの30カ月の収入がー」「夢がある」などファンからは驚きと羨望の声が寄せられた。

 関脇・熱海富士(伊勢ヶ濱)が横綱・豊昇龍(立浪)を寄り切りで下して10勝目を挙げた一番でのこと。

 立ち合い、豊昇龍が左から張って右を差そうと踏み込んだが、熱海富士は怯むことなく重たい体で圧力をかける。すぐさま左の上手を取ると、右四つに組み止め、そのまま一気に前へ。豊昇龍も土俵際で必死に堪えようとしたが、熱海富士は反撃の隙を与えずに力強く寄り倒した。勝った熱海富士は二桁勝利となる10勝目、敗れた豊昇龍は痛い6敗目を喫した。

取組前、回り続ける懸賞旗に実況アナも思わず言及

 取組前、土俵上を途切れることなく回り続ける懸賞旗の群れに、実況を務めた清野茂樹アナウンサーも「今日この取組、なんと60本の懸賞がかけられています」「ついに60まで来ましたよ」と驚きの声を上げた。日本相撲協会の規定では、現在1つの取組に懸けられる懸賞の数は原則として60本が上限とされており、まさに最大の懸賞が懸けられた大一番となった。

 取組後、熱海富士が勝ち名乗りとともに分厚い懸賞金の束を受け取ると、視聴者も「懸賞60!!」「上限だ」「ホクホクですね!」「夢がある」と大興奮。中には大量の札束を見て「ワイの30カ月の収入がー」といったコメントも寄せられた。

 なお、気になる懸賞金事情だが、今年の夏場所から取組後の力士が現金で受け取る懸賞袋の中身が、従来の3万円から1万円に変更されている。持ち歩く際のセキュリティー面を考慮したことが理由であり、手取り1本6万円という金額自体は変わっていない。以前は給与とは別の口座に、現金支給の3万円を差し引いた1本3万円が振り込まれていたが、現在は1本あたり5万円が振り込まれている。いずれにせよ、60本分の懸賞を受け取った熱海富士の姿は、相撲ファンに夢を与えるに十分な光景だった。(ABEMA大相撲チャンネル)