北中米W杯で関係性をさらに深めたと言われるインファンティーノ会長(左)とドナルド米大統領(右)。(C)Getty Images

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 衝撃的なプランが浮上した。ドナルド・トランプ米大統領が、FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長を、次期国連事務総長に推す意向であるという。

 この一件をスクープしたのは、アメリカ紙『NEW YORK POST』だ。「トランプ、W杯後にFIFA会長ジャンニ・インファンティーノを国連事務総長に望む」と見出しを打ち、その詳細を伝えている。

 同紙によれば、トランプ大統領とインファンティーノ会長は、今夏に開催された北中米ワールドカップの運営を通じて親密な関係を築いた。スイス生まれのサッカー界の重鎮は、トランプ大統領を魅了し、取り込むために最大限の努力を払い、昨年12月にはFIFAが創設した初の平和賞を同大統領に授与したほどだ。

 大統領に近い情報筋は、トランプ大統領のインファンティーノ会長の評価として「世界中の皆から尊敬されていて、人々をまとめる特別な能力を持っていると認識している」と同紙に語ったという。

 次期国連事務総長は、今年末で退任するポルトガル出身のアントニオ・グテーレス現事務総長の後任として、年内に選出される予定だ。

 事務総長の座を確保するためには、常任理事国5か国が拒否権を持つ15か国の安全保障理事会の推薦を得た後、総会での承認を得る必要がある。

 インファンティーノ会長自身がこの職を望んでいるか、またトランプ大統領が彼とどの程度、この話題について話し合ったかは不明だ。
 
 トランプ大統領のグローバル・パートナーシップ特使を務めるイタリア系アメリカ人実業家で、外交官のパオロ・ザンポーリ氏は同紙の取材に対し「トランプ大統領だけが、このような天才的なアイデアを思いつくことができる」と語った。

 ザンポーリ氏は、インファンティーノ会長について「素晴らしい仕事をするだろう」「皆から好かれている」と述べ、巨大な官僚組織に新たなエネルギーをもたらし、スポーツを通じて世界の若者や貧困層にインスピレーションを与える可能性があると評した。

 仮に、この構想が実現した場合、インファンティーノ会長にとっては大幅な減収となる。FIFAで年間約600万ドルを稼ぐと言われており、国連事務総長の報酬は最近の報告で約41万8000ドルとされている。

 インファンティーノ会長はすでに同職の再選を目ざして立候補を表明しており、選挙は来年3月に行なわれる。

 W杯が終幕したあとも、インファンティーノ会長の動向に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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