YouTubeチャンネル「阿波野チャンネル」が、「吉井理人のメジャー挑戦は石橋貴明&野茂英雄が背中を押していた?」と題した動画を公開した。前千葉ロッテマリーンズ監督の吉井理人と阿波野秀幸が対談し、ファンからの質問に回答。吉井が初めてFA権を行使してメジャー移籍した際の裏話として、星野仙一や長嶋茂雄からのオファー、そして決断のきっかけとなったエピソードを明かした。

動画の中盤では、吉井がロッテの投手コーチ時代を回顧。当時ルーキーだった佐々木朗希について「全力で3球投げたら壊れるんじゃないかというくらい怖かった」と語りつつ、「それだけボールがすごかった」と振り返った。また、コーディネーターとしての珍しい役割や、監督としての印象的な試合など、指導者としての歩みが語られている。

そして話題は、1997年オフの海外FA権行使に関するエピソードへ。当時、吉井には中日や巨人、横浜など国内複数球団から高額オファーがあったという。中日からは星野仙一に呼び出され、「お前巨人行ったら承知せぇへんぞ!」と釘を刺されたことを苦笑いを浮かべながら告白。「メジャーに行きたい」と伝えると「それやったら応援するわ」と返されたという。一方、巨人の長嶋茂雄監督からは「かなり破格」のオファーを受け、横浜からも好条件が提示されたため、吉井は大きく迷っていた。

そんな折、野茂英雄に誘われてとんねるずの忘年会に参加。気晴らしのつもりだったが、石橋貴明らに「お前なにをビビってんねん!アメリカ行かなあかんやろ!」と背中を押されたという。この出来事を機に「どれが一番楽しいかなと思ったらアメリカ行ったら一番楽しいなと思った」と、お金よりも挑戦を選ぶ価値観を明かした。結果としてメジャーでは最低年俸での契約となったが、「経験という意味ではすごい良かった」と語っている。

かつての球界を彩った名将たちの熱いオファー合戦から、スターたちによる後押しまで、吉井のメジャー挑戦の裏側にあったドラマが次々と飛び出す対談となった。

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