プロ野球ビジネスの第一人者である小林至氏が、YouTubeチャンネル「小林至のマネーボール~プロ野球とお金~」にて、「【プロ野球選手の食事情】試合前は何を食べる?/試合中の”補食”とは/試合後の食事サポート【小林至のマネーボール】」と題した動画を公開した。動画では、プロ野球選手のパフォーマンスを支える食事管理について、球団がどのようにサポートしているのかを解説している。

小林氏によると、選手は個人事業主であるため完全な管理下には置けないものの、球団は管理栄養士を配置し、適切なアドバイスができる環境を整えている。試合前の食事は「胃もたれしないようにガソリンを満タンにする」ことが目的であり、ステーキや焼肉のような重いものではなく、うどんやおにぎりといった高糖質・低脂質で消化の良いメニューが20~30種類ほど用意される。遠征先ではケータリング会社と密に連携し、1食あたり一人2000~3000円程度の予算でバイキング形式の食事が提供されるという。

動画では、試合中のベンチ裏に置かれる「補食」の重要性についても語られた。バナナ、ゼリー飲料、プロテイン、カステラなどが並ぶこの空間を、小林氏は「選手用の高性能コンビニ」と表現する。食事から時間が空くと筋肉が分解方向に向かってしまうため、こまめに糖質や水分を補給し、ガス欠を防ぐことが不可欠であると説明した。さらに、外国人選手の食事への意識は非常に高く、食事を「戦うための補給」と明確に位置づけているという。

試合後については、家庭のある選手は帰宅して食事をとるが、一人暮らしの選手には球団が弁当などを用意するケースもある。また、メジャーリーグでは試合後にクラブハウスで食事をし、ビールも提供される文化があるのに対し、日本にはその習慣がない点など、日米の違いにも言及された。最高峰の舞台で戦う選手たちを裏から支える、緻密な食事管理の実態と球団の配慮がうかがえる内容である。

チャンネル情報

プロ野球ビジネスの第一人者である小林 至が日本野球界やメジャーリーグの知られざる裏側を深堀りするマネーチャンネル!