「体重差3倍はやばい」「土俵下に吹っ飛んだ」無差別級対決で“縦一回転”の衝撃決着

<大相撲七月場所>◇三日目◇14日◇愛知・名古屋IGアリーナ
七月場所の三日目、序二段の取組で観客の度肝を抜く“無差別級”対決が実現。体重差ほぼ3倍、じつに119.6キロ差という異次元の一戦は、まさに大相撲の醍醐味が詰まった大迫力の結末を迎えた。小兵が縦に一回転しながら土俵下に吹っ飛ぶ様子に館内がどよめいた。
序二段七十九枚目・栃颯(春日野)が、序二段七十八枚目・宇瑠寅(式秀)を押し倒しで下した一番でのこと。
宇瑠寅は37歳、身長165.3センチ・体重62.5キロという角界現役最軽量の小兵力士。相手の足元に入り込む「足取り」を得意技とし、これまで数々の巨漢をなぎ倒してきた業師だ。今年三月場所には、5つの白星をすべて足取りで揃えるという前代未聞の“珍記録”を樹立したことでも知られている。
対する栃颯は34歳、182.1キロの立派な体躯を誇る力士であり、宇瑠寅にとってはまさに巨大な壁が立ちはだかる構図となった。
立ち合い、宇瑠寅は低く鋭く飛び込み栃颯の懐深くへ潜り込もうと試みる。しかし、栃颯は宇瑠寅の足取りを警戒してか、冷静な対応で突き放していく。潜らせまいと長い腕を伸ばして宇瑠寅の上半身をがっちりと捕まえると、182.1キロの体重を浴びせるように圧力をかけて前進。宇瑠寅も必死に頭をつけて抵抗するが、栃颯の容赦ない馬力の前に後退を余儀なくされる。最後は、栃颯が捕まえた小兵の体を上から強烈に押し潰すように突き放した。
土俵際で耐えきれなくなった宇瑠寅は、強烈な圧力を受けて後方へ弾き飛ばされると、宙を舞うようにして土俵下へと落下。その際、宇瑠寅の体は激しい勢いで空中でくるりと縦に1回転し、土俵下へと真っ逆さまに転がり落ちた。決まり手は押し倒しで栃颯の勝ち。栃颯は1勝1敗の五分に。敗れた宇瑠寅は2敗となった。小兵が文字通り吹っ飛んだ迫力満点の結末に、ABEMAファンからは「やりすぎ」「土俵下に吹っ飛んだ」「足取れずに捕まって吹っ飛ばされた」「さすがに警戒していた」など驚きと興奮の声が相次いだ。(ABEMA/大相撲チャンネル)
