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大分県佐伯市のレンタルショップの周辺で、男女4人が刺されるなどし、そのうち2人が重傷です。捜査関係者によりますと、現行犯逮捕された男は刺したことを認め、「誰でも良かった」という趣旨の供述をしているということです。

■複数人が刺される 理学療法士の男を逮捕

事件直後、レンタルショップの出入り口には、警察や救急隊員の姿が。見えているだけでも、10人近くはいます。

駐車場には警察や消防など多くの車両がとまっていて、けが人を搬送するためでしょうか、駐車場の出口付近には救急車が待機する様子も。

13日、大分県佐伯市で発生した、複数人が刺されるなどした事件。警察は、市内に住む理学療法士の野下博司容疑者(44)を逮捕しましたが、その場所は、近くの病院でした。

病院にいた人
「人がいっぱい避難してくる。何があったか聞いたら、包丁もって暴れていると」

レンタルショップの駐車場とその周辺で、複数人を刺し、病院内で刃物を振り回したとみられている野下博司容疑者(44)。

捜査関係者によりますと、警察の調べに対し、人を刺したことを認めていて、「誰でもよかった」という趣旨の供述をしていることが新たにわかりました。

■事件現場 周辺には住宅街

事件が起きたのは、13日午前のことです。

規制線が張られ、立ち入ることができなくなったレンタルショップには、多くの捜査員が現場にかけつけ、警察犬も出動していました。

通報があったのは、午前9時45分ごろ。

通報した男性
「男性が脇腹を刺されている」

事件現場を地図で見てみると、レンタルショップは大きな道路に面していて、周辺には住宅街が広がり、多くの人が生活している場所であることがわかります。

近隣住民
「救急車が2台いて、何事だろうか。事故にしてはあれだなと、警察は次から次にくる。びっくりした」

■レンタル店の「入り口のところで男性が手当てを…」

多くの警察や救急隊員が集まり、物々しい雰囲気となったレンタルショップ。

動画を撮影した男性は、当時の状況について…。

目撃者
「人が走って行くのを見ていたんですけど、まさか事件とは思わなかった。パトカーとかがいっぱいきて警察も慌ただしく行き来していた。なにかあったのかと思ったら、救急車も3台到着」

様子を見に行くと、ケガ人が手当てを受けていたといいます。

目撃者
「入り口のところで男性が手当てをされていた。止血されているのはわかった、きつかったんだろうなと。(Q:何人が手当て受けていた?)僕が見たのは3人。歩いて(救急車に)乗っている方が1人いて、救急隊員に付き添われながら、ただきつそうな感じではありました。あとの方はストレッチャーで運ばれていって」

この事件では、高校生を含む男女4人がけがをして、84歳と63歳の男性が重傷となっています。

■4人に危害加えたか…近くの病院で男逮捕

レンタルショップの店員によりますと、80代の男性は「駐車場で車を降りようとしたところ刺された」と話していて、50〜60代の男性も「駐車場で刺された」と話していたということです。

目撃者
「まさか佐伯市でこんなこと起きるなんて怖い」

警察が4人に危害を加えた可能性が高いとみているのが、近くの病院で逮捕された、野下容疑者です。

記者
「容疑者の男は事件現場から佐伯中央病院まで移動してきたあと、1階で警察に取り押さえられたということです」

レンタルショップから、野下容疑者が逮捕された病院までは、直線距離でおよそ700メートル離れています。

 ◇

野下容疑者は、なぜか病院に移動して、1階で刃物を振り回して暴れていたといいます。

当時、病院にいた男性は、院内の様子について…。

病院にいた人
「きゃーという声が聞こえた。大騒ぎしだして、人がいっぱい避難してきて。何があったか聞いたら、包丁もって暴れていると。問診をする部屋にみんな入ってきて、ぎゅうぎゅう詰めになった。しばらくしたら警察がきて、放送で『捕まったので普段通りの診療を行います』というアナウンス。びっくりしましたね。びびってましたよ周りの人」

■病院周辺の防犯カメラの映像に…

病院周辺に設置された、防犯カメラの映像。

警察車両が複数台、病院へと入っていく様子が確認できます。

この直後に、警察は、刃渡りおよそ18センチの刃物を所持していた野下容疑者を、銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕しました。

レンタルショップ周辺で、“人が刺された”との通報があってから、およそ20分後のことでした。

13日午後9時ごろ、「news zero」がレンタルショップに向かうと、規制線が外され、営業を再開していました。

■刃物を用意し…“計画的に誰でもいいから襲った”か

「誰でもよかった」という趣旨の供述をしているという野下容疑者。

元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之氏も、事件は“無差別的”の可能性があると指摘します。

鳴海達之氏
「80代の男性など(けが人の)年代が違いますし、無差別的に狙っていった、ある意味“通り魔的な犯行”だと思う」
「包丁を用意する。これがもう、犯行の計画性が表れているところですよね。そういう必要がなければ包丁を持ち出すこともなければ、持ち歩くこともないわけですから。包丁を自ら持って計画的に誰でもいいから襲っていったというふうな見方』

刃物を用意していたため、計画的だったのではないかということです。

警察は、殺人未遂の疑いなども視野に捜査を進めています。

(7月13日放送『news zero』より)