「庄内に住んでおいしいものをたくさん作って食べてそれで地域を豊かにする」平田牧場創業者 新田嘉一さん死去 92才
訃報です。酒田市の平田牧場の創業者で、酒田商工会議所会頭なども務めた新田嘉一さんが、12日亡くなりました。92才でした。
平田牧場グループ会長の新田嘉一さんは、入院していた酒田市の日本海総合病院で12日午前6時20分、心不全のため亡くなりました。92才でした。
新田さんは、1933年に旧平田町に生まれ、1967年に養豚・食品加工業の平田牧場を創業しました。
価格変動の影響を受けにくいブランド豚の開発に取り組んだ新田さんは、平牧三元豚などの生産に成功。畜産、食品産業の発展に尽力しました。
新田嘉一氏「日本全体から酒田を通じてものを中国大陸に持ってくる。特に沿海州・黒竜江省は環日本海時代の中心だ。日本からどんなものを持ってくるかそれが最大のテーマだと思う」
さらに、1993年12月からおよそ9年半、酒田商工会議所の会頭を務め、酒田港の貿易促進など庄内の発展に貢献しました。2025年4月には旭日小綬章を受章しています。
新田嘉一氏「庄内に住んでおいしいものをたくさん作って食べてそれで地域を豊かにするというのが私のモットーなんだ」
文化の継承・保護や地域の人材育成にも情熱を注ぎ、「酒田舞娘」の支援や東北公益文科大学の開学、そして公立化を後押しし大学の理事長も務めました。新田さんの葬儀は、本人と家族の意向で近親者のみで執り行われ、一般向けには後日、お別れの会が開かれる予定だということです。
一方、酒田市は、名誉市民である新田さんの死去を受け、14日から市役所1階ロビーなどに記帳台を設ける予定です。
