「贔屓なんてあり得ない!」エジプト戦後に噴出した「疑惑」に怒り アルゼンチン監督が世間の“難癖”に猛反発「勝ってほしくないんだろう」【W杯】

世間に対する苛立ちを露わにしたスカローニ監督(C)Getty Images
世間の喧騒を力強い言葉で一蹴した。
現地時間7月10日に行われる北中米ワールドカップ(W杯)の準々決勝のスイス戦を前にアルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督が記者会見に出席。チームに向けられる“あらぬ批判”に猛反発した。
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ここまで無敗の快進撃を続けるアルゼンチンだが、決勝トーナメント2回戦のエジプト戦後には猛烈な批判に晒された。
後半アディショナルタイム3分に決勝弾が生まれる3-2の逆転劇。2点ビハインドを覆したアルゼンチンは地力を称賛されるべきだったが、57分に生まれたゴールをVAR判定の末に取り消された場面にエジプト側が猛クレーム。記者会見においてホッサム・ハッサン監督が「これはマーケティングに関係しているのかもしれない。ワールドカップ王者とメッシを大会に残したいのだろう」と言い残した影響もあり、各国メディアからの“陰謀”めいた批判を受ける羽目になった。
無論、審判団とアルゼンチン側に“ウラ”があるという確証はない。ゆえにチームの功績を誇るスカローニ監督は怒る。「審判から優遇されているのではないか」という“疑惑に意見を求められた指揮官は「そんなことは存在しない」とキッパリ。そして、「我々は1986年大会でも、『アルゼンチンの有利に働いている』と言われていた。つまり、これは今に始まったことではない」と主張した。
「そういうキャンペーンみたいなものはある。そして、それはアルゼンチンの勝利を望まない人々がいることを示すために使われている。ただ、それは他チームの勝利を望まない人々がいるのと同じように、ごく普通のこと。おそらく我々が前回のワールドカップで勝ったから、勝ってほしくないんだろう」
そして、「選手たちにもその声は届いている。彼らはそれを一種の反発の糧にしてくれている」とも告白したスカローニ監督は、エジプト戦でのジャッジに対する自身の見解も示した。
「VARがある今の時代は、判定で有利になることはほとんどない。なぜならVARには解釈の余地はないからだ。リサンドロ(・マルティネス)の足を踏まれたあのプレーは、強度がどうであれファウルだ。それ以外の解釈の余地はない。
(自分たちへの批判の増大は)ソーシャルメディアの現象みたいなものなんだ。どんなに些細なことでも大げさに取り上げられる。昨今のサッカー界では、贔屓なんてあり得ない。2026年という時代、あらゆるテクノロジーが導入されている中で、それは不可能なことだ。結局のところ、ルールは存在する。それは明確だ。問題はルールにある」
批判に真っ向から意見したスカローニ監督。その力強い言動に自信が垣間見えた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

