OpenAIがコーディングエージェント「Codex」をChatGPTに統合し、アプリやファイルを横断して複雑な業務を進めるエージェント機能「ChatGPT ワーク」を2026年7月10日に発表しました。文書やスライド、表計算シート、ウェブアプリなどの成果物を作成できるほか、デスクトップ版はCodexアプリ自体もChatGPTアプリに統合され、チャットや一般業務、ソフトウェア開発を1つのアプリから扱えるようになります。

ChatGPT は、あなたの最も意欲的な取り組みのパートナーに | OpenAI

https://openai.com/ja-JP/index/chatgpt-for-your-most-ambitious-work/

GPT-5.6 を基盤とする ChatGPT ワーク | OpenAI

https://openai.com/ja-JP/chatgpt-work/

ChatGPT ワークのデスクトップアプリは既に公開されているので実際にインストールしてみます。ChatGPT ワークの公式サイトで、「ChatGPT デスクトップアプリをダウンロード」をクリック。



ChatGPTのデスクトップ版アプリはmacOS版とWindows版がリリースされています。今回はWindows PCにインストールするので、「Windows」をクリック。



Microsoft Storeのページが開きます。「ダウンロード」をクリックするとEXE形式のインストーラー(ファイルサイズ:約1.36MB)がダウンロードできます。



インストーラーを起動します。すでにCodexアプリがすでにインストール済みだったのでアップデートする形でインストールされます。「更新」をクリック。



更新が終わるとChatGPTのデスクトップ版アプリが起動。「CodexがChatGPTアプリになりました」というメッセージが表示されました。「始める」をクリック。



新しいChatGPTのデスクトップ版アプリはこんな感じ。左カラムから「チャット」を選ぶと、チャットUIがポップアップします。



左上をクリックすると「ワーク」と「Codex」を選択できます。ワークは「仕事をこなすのに最適」、Codexは「開発者向け」となっています。



OpenAIは、Codexがコードを理解して編集するために培ってきた「複雑な作業を複数の工程へ分けて実行する能力」を、ChatGPTの幅広いタスクに拡張しました。これによりChatGPTは、単に回答や文章を生成するだけでなく、ウェブやモバイル、デスクトップを横断して実際の作業を進められるようになったと説明しています。

ChatGPT ワークでは、SlackやMicrosoft Teams、Google Drive、SharePoint、メール、カレンダー、顧客管理システム、プロジェクト管理ツールなどをプラグインで接続できます。ChatGPTは依頼内容に応じて参照すべきアプリを自動的に判断するほか、「@」に続けてアプリ名を入力し、特定の情報源を使うよう指示することもできます。接続したアプリやファイルから必要な情報を集めた後は、文書、プレゼンテーション、表計算シート、データ分析などを作成できます。



ChatGPT ワークはOpenAIの最新フロンティアモデルであるGPT-5.6を基盤としています。有料のPlusプラン以上であれば、GPT-5.6 Sol/Luna/Terraを利用できます。



ChatGPT ワークに搭載されたGPT-5.6は複数段階にわたるタスクを推論し、指定されたテンプレートや参照ファイルに沿って資料を作成する能力が強化されており、Codex由来のエージェント技術と組み合わせて利用されるとのこと。例えば、月末の予算差異を分析する、複数の元資料からマーケティングキャンペーンの企画書を作る、営業会議に必要な情報を集めて資料を準備するといった作業を任せられます。ユーザーは作業の進捗を確認し、ChatGPTからの質問に答えたり、途中で方針を変更したり、重要な操作を承認したりできます。

統合後もCodexは開発者や技術者向けのコーディングエージェントとして引き続き提供されます。差分上でのインライン編集、サイドパネルでのプルリクエスト確認、1つのプロジェクトにおける複数リポジトリへの対応、GPT-5.6を利用した高速なコンピューター操作などが追加されています。

ChatGPT ワークはウェブ版とモバイル版でPro・Enterprise・Eduユーザー向けに提供が始まり、PlusとBusinessユーザーにも数日以内に展開されます。新しいWindows版とMac版のChatGPTデスクトップアプリでは、Freeを含むすべてのプランでチャット、ワーク、Codexを利用できます。

なお、従来のChatGPTデスクトップアプリは「ChatGPT Classic」に改称されます。インストールしたまま利用することはできますが、今後は更新やサポートが提供されないため、新しい統合アプリが実質的な後継となります。