エジプトのエースFWサラーを封じたオーストラリアDF陣だったが…(C)Norio ROKUKAWA/office La Strada 

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 今大会の「最弱大陸」はアジア──。

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 日本時間4日の決勝トーナメント(T)1回戦で「最後の砦」オーストラリアがエジプトに1-1。PK戦の末2-4で敗れた。

 すでに日本をはじめとしたアジア勢8カ国は敗退しており、32強で全滅となった。

 48チームから決勝Tに進む32チームに絞られた段階で、9カ国が出場したアジア勢からは、日本とオーストラリアの2カ国しか入れなかった。

 アジア勢の1次リーグ首位通過はゼロ。日本とオーストラリアは2位通過。イランと韓国は3位の上位8チームに入ることができず、残る5カ国はグループ最下位に沈んだ。

 1カ国だけが本大会に出たオセアニアを除く5地域で決勝Tに進んだ割合を比較すると、アジアと他地域との間に大きな差が出た。

 アジアは9分の2で「生存率」は約22%。出場チーム数が最も多い「16」の欧州は13チームが1次リーグを突破して81.25%。6カ国出場の南米はウルグアイ以外の5カ国が残って約83.3%と高い勝率だ。

 躍進が目立ったのは、10カ国が出場したアフリカ勢で、9カ国が決勝Tへ進出。

 欧州と南米を超える90%となり、さらに決勝T1回戦では、前回4強のモロッコが優勝候補のオランダを倒し、16強入りを決めた。

 共催3カ国を含む6チームが登場した北中米カリブ海は、予選通過3チームが1次リーグで姿を消したものの、開催国枠の米国、カナダ、メキシコが決勝Tに進んだことで50%となった。

 元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏がこう言う。

「アジアは今大会から出場枠が4.5から8.5に拡大したことで、9チームが出場しましたが、1次リーグ計27試合で3勝9分け15敗と大きく負け越した。1次リーグのアジアの合計得点数は23、失点は57。得失点差はマイナス34。惨憺たる結果です」

 中山氏が続ける。

「次回大会のアジア枠減が懸念されますが、2030年はW杯100周年記念大会で、今回の48カ国出場からさらに64カ国に増やす案が出ているため、アジア枠減は現実的ではありません。ただ、日本と同じ組だったオランダはベスト32で敗れ、クーマン監督は即退任。日本はスウェーデンにも勝てず、同じ32強で敗退して前回の16強より後退しているにもかかわらず、帰国したら『よくやった』と拍手で迎えられる。危機感がなさすぎます。オイルマネーで潤う中東各国はハングリーさがありません。これではアジア勢は世界からどんどん取り残されてしまいます」

 日本の役割は重そうだ。

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 ところで、世界中で物議を醸している森保Jの「塩貝発言」だが、ブラジル人はどう受け止めていたのか。世界で活躍するブラジル人サッカージャーナリストのRicardo Setyon氏は、本紙日刊ゲンダイのコラムで鋭く切り込んでいる。●関連記事 【もっと読む】「塩貝発言」は日本の顔に泥…ブラジル戦は残念だらけ も要チェックだ。