AIエージェントでSafariを自動操作してテストやデバッグを実行できる「Safari MCP server」が登場

ウェブブラウザ「Safari」の開発者向けプレビュー版であるSafari Technology Preview 247が2026年7月1日にリリースされました。AIエージェントにSafariの自動操作を任せられる「Safari MCP server」が利用可能となっています。
Introducing the Safari MCP server for web developers | WebKit
https://webkit.org/blog/18136/introducing-the-safari-mcp-server-for-web-developers/

Model Context Protocol(MCP)はAnthropicが2024年11月に提唱したプロトコルで、AIに各種サービスやデータへのアクセス能力を与えることができます。すでに「組織内に集積されたドキュメントを参照させるMCPサーバー」や「ウェブサービスの機能にアクセスできるMCPサーバー」などが多数公開されており、Claude CodeやCodexといったAIエージェントにMCPサーバーを登録することでエージェントに各種タスクの実行能力を付与することができます。
Safari MCP serverはウェブ開発者向けのMCPサーバーで、AIエージェントにSafari MCP serverを登録することでデバッグなどのタスクを自動化することができます。MCPサーバーを使わない場合は「どこに不具合があるのかを自分で調査し、問題点をAIエージェントに伝えて、修正がうまくいかない場合は再度調査してAIエージェントに伝える」という作業が必要ですが、Safari MCP serverを用いるとAIエージェントに「Safariの挙動」を自動的に調査させ、修正作業を自動化できるというわけです。
Safari MCP serverに含まれるツールは以下の通り。
browser_console_messages:現在または指定されたタブのバッファリングされたコンソールログを返す
browser_dialogs:ブラウザのダイアログを一覧表示して応答する(JavaScriptプロンプトに対する承認・却下・入力を行う)
close_tab:タブを閉じる
create_tab:タブを作成し、必要に応じてURLを読み込む
evaluate_javascript:ページ内でJavaScriptコードを実行して結果を返す
get_network_request:ネットワークリクエストのヘッダー・本文・タイミングを取得
get_page_content:ページ内のテキストをMarkdown・HTML・JSONなどの形式で抽出
list_network_requests:現在のネットワークリクエストの概要を取得
list_tabs:開いているタブのハンドル名とURLを一覧表示する
navigate_to_url:指定されたURLに移動してページのコンテンツを返す
page_info:開いているページのURL・タイトル・読み込み状態を取得
page_interactions:クリック・入力・スクロール・ホバー・キー入力などのDOM操作を実行
screenshot:ページのスクリーンショットをPNG形式で保存
set_emulated_media:レスポンシブデザインをテストするためにCSSメディアタイプをエミュレート
set_viewport_size:ブラウザのビューポートサイズをCSSピクセル単位で設定
switch_tab:タブを切り替える
wait_for_navigation:ページの読み込み完了を待機して最終的なURLとタイトルを返す
開発チームはSafari MCP serverによってSafariでのテストやデバッグが容易になることに期待を示しています。
