田植えをする生徒たち(栃木県鹿沼市で)

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 【とちぎ】鹿沼市の県立鹿沼南高校食料生産科3年は6月上旬、大正時代に誕生した水稲「陸羽132号」を学校田(10アール)に植えた。同校は2025年度から地域農業の活性化と伝統ある水稲品種の継承を目的に「陸羽132号」復活プロジェクトに取り組んでいる。

 「陸羽132号」は1921(大正10)年、秋田県で育成された。冷害に強く食味も良い米として、宮沢賢治が東北で栽培を奨励したことから「宮沢賢治の米」とも呼ばれた。

 同校は、農家や酒造会社などと連携しながら栽培、調査、商品開発、地域PR活動を担う。昨年は種もみ作りに専念。今年は、米を原料に清酒造りを行う。

 約400キロの収穫を予定。大貫致蓮さん(17)は「住民らと話し合いながら、ここにふさわしい酒を作りたい」と意気込む。橋本昌英教諭は「昔の米を復活させるだけではなく、鹿沼市の農業の未来という新しい価値の創造を図りたい」と話した。

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