学習カウンセラーとして多くの保護者の悩みに寄り添ってきた勉強Dr.ノリこと高松範行氏が、YouTubeチャンネル「勉強Dr.ノリ先生」にて、「大学受験で成功するために、小学生のうちにやって欲しいこと」を公開した。指導歴25年、3000時間以上の保護者面談を行ってきた高松氏は、子どもの将来の学力や大学受験を見据え、小学生の間にやっておくべき「なるほど体験」の重要性について解説している。

高松氏は、多くの保護者からの「小学生の時にどんな勉強をさせたらいいか」という相談に対し、ドリルなどの勉強面よりも「なるほど体験」の有無が将来に大きな差を生むと指摘する。「なるほど体験」とは、物事を「知りたい」という好奇心を持ち、「なんで?」と疑問を抱き、考えたり調べたりした結果「なるほど」と納得する一連のプロセスだと定義した。

この体験を通じて得られるものとして、すべての学びの原動力となる「知的好奇心」と、理系分野に進む上で特に重要となる「理屈を大切にする心」の2点を挙げている。具体的な実践方法として、親の会話の中に「なんで」「なるほど」という言葉を意図的に含め、子どもに身近な疑問から考えさせるアプローチを推奨した。

一方で、学習塾で指導する中で子どもとの戦いになるのが「公式」だと語る。三角形の面積や速さの計算など、公式に数字を当てはめれば答えが出る手法は「教える側も教わる側も効率が良い」としつつも、理屈を考えなくなるという弊害を指摘。「公式にしてしまうとなるほど体験はできない」と警鐘を鳴らした。特に難関大学の受験では、公式の丸暗記だけでは問題が解けず、理屈を考えて納得するプロセスが不可欠になるという。

最後に高松氏は、小学生の間にどれだけ「なるほど体験」をしたかで「行く大学が決まるぐらい大きなものだと思っている」と断言。勉強において公式に頼りすぎず、日常生活の中から好奇心を広げ、理屈を大切に考える力を養っていくことの重要性を強く訴えた。