岳陽楼

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中国メディアの極目新聞はこのほど、24歳の日本人の若者の内田大翔さんが湖南省の岳陽楼で、約3分間かけて「岳陽楼記」の全文を暗唱し、入場料免除を勝ち取った話題を紹介した。内田さんは2月にも、江西省南昌市内にある名勝の滕王閣景区への入場の際に、唐代の王勃が記した600字を超える長編の賦(ふ)の「滕王閣序」を暗唱したことで入場料免除の扱いになったことで注目を集めた。

内田さんは極目新聞取材に対して、6月16日午前に岳陽に到着し、その日のうちに岳陽楼の職員の立ち会う中で「岳陽楼記」を全文暗唱したと説明した。全体で約3分間かかり、100点満点の点数評価では、システムが98点と採点したという。

内田さんはさらに、「岳陽楼記」の方が前回の「滕王閣序」よりも短くて暗唱しやすいと感じていると説明した。「滕王閣序」は断続的に1カ月かけて暗唱できるようにしたが、「岳陽楼記」はほぼ1週間で終えたという。また、「滕王閣序」では100点満点だったのに対して「岳陽楼記」では98点だったのは暗唱を間違えたからではなく、システムが一部の段落や字句を認識できなかったためだろうとの見方を示した。

岳陽楼の職員も、一人の日本人観光客が16日に「岳陽楼記」を暗唱したことで、無料入場を獲得したのは事実と述べ、「98点だったのは、必ずしも暗唱を間違えたからではなく、発音の問題の可能性もあり、話すスピードの問題の可能性もある。外国人が全文を暗唱できるケースは少なく、おそらく1年に数人程度だろう」と説明した。

内田さんは、自分が「岳陽楼記」を暗唱する場面を撮影してSNSで紹介して、多くのネットユーザーの「いいね」を獲得した。あるユーザーは「私が中学生の頃は全く暗記できなかった」とコメントを残した。また別のネットユーザーは「次は、剣門関で『蜀道難』に挑戦しますか?」と質問した。

内田さんも「次の目標は『蜀道難』の暗唱になるはずです」と述べた。ただし今はまだ具体的な計画や時期を決めておらず、自分の暗唱の状況を見てみる必要があると考えている。内田さんは中国の旅を続けており、一方で現地の風景を観光し、もう一方では自身のセルフメディアアカウントのためにコンテンツを撮影している。将来的にはやはり「蜀道難」の暗唱に挑戦するつもりという。

これまでの報道によると、内田さんは自分のことを名古屋市出身と説明し、高校時代に偶然中国文化に触れ、次第に中国で学びたいという考えが芽生えたと説明した。高校卒業後には日本で中国語クラスに通って中国語を1年間学び、2021年には南京のある大学に合格した。内田さんは、「私は同年代の人に比べて、実際には1年遅れて大学に入ったわけです」と説明した。中国関連で好きなことについては「中国のラップ曲を聴くのが大好きです。王以太などが好きです」と紹介した。

内田さんは中国に留学した時期に学業をこなす一方で、セルフメディアアカウントの運営を始め、時にはアルバイトもした。25年に大学を卒業した後には中国各地を旅行し、時には他の国へ遊びに行った。「現在までにすでに北京、深セン、瀋陽、大連、南寧といった都市に行き、さらに英国、ギリシャ、トルコおよびオーストラリアなどの国にも行きました」という。(翻訳・編集/如月隼人)