テレビ、エアコン、照明などリモコンつきの家電に囲まれて暮らす昨今。便利な反面、リモコンを出しっぱなしにしておくとごちゃつきがちに。1年前にハウスメーカーで注文住宅を建てた日刊住まいライターは、「暮らしに合わせてリモコン収納を工夫した」そう。使いやすさと見た目を両立させるために取り入れたアイデアについて、詳しくレポートします。

暮らしてみて気づいた想定外の盲点

筆者は、夫と娘との3人暮らしです。約1年前に大手ハウスメーカーで4LDKの注文住宅を建てました。家づくりを始めた頃は妊娠中で、出産後に打ち合わせを再開。その1年後に新居が完成しました。

【間取り】リモコン置き場に「最適な場所」

当時は、子どもとの暮らしをイメージしながら間取りや収納を考えていたつもりでした。しかし、実際に暮らし始めてみると、思わぬ盲点があったのです。

それが、リモコン置き場として設置した「ニッチ」(壁の一部をくぼませたスペース)でした。娘の成長とともにニッチに手が届くようになり、置いていたリモコンを落とされるようになったのです。

ニッチは床から約70cmの位置に設置しています。現在2歳の娘の身長は約80cm。今では簡単に手が届く高さになってしまいました。

子どもの成長まで細かく想定できておらず、一時的にですがリモコン置き場として使えなくなってしまったことが、わが家のちょっとした後悔ポイントになっています。

わが家にはリモコンが複数あります。せっかくリモコン用につくったニッチが使えなくなり、収納場所に悩むようになりました。

リモコンの置き場所が定まらず不便な状態に

ニッチが使えないとわかってからは、ひとまずリモコンを使う機器の近くに置いておくことにしました。

しかし、ダイニングテーブルやキッチンカウンター、デスクカウンターの上など、置く場所はまちまち。そのため、どのリモコンがどこにあるのかわからなくなり、地味にストレスを感じるようになりました。

こうした不便さから、「リモコンは1か所にまとめて収納したい」と考えるようになったのです。なかでも、家族が行き来するキッチンとWICの出入り口の間に、まとめて置けたら便利だと判断しました。

リモコンをまとめて収納するために行った工夫

わが家で活用したのが、マグネットがはりつく「スチール製の有孔ボード」です。壁に取りつける際は四隅に石膏ボード用のとめ金具を使用し、総耐荷重20kgという余裕のあるものを選びました。

キッチンとWICの出入り口の間に取りつけることで、来客の目に入りにくく、なおかつダイニングテーブルから近い、わが家にとって使いやすいリモコン置き場になりました。

リモコンの裏には、シールタイプのマグネットをはりつけます。スチール製の有孔ボードにリモコンを近づけると、ピタッとはりつきます。ひと目でどのリモコンがどこにあるかわかるようになり、紛失防止にもつながります。

また、高い位置に設置することで、娘の手が届かない点も安心です。

リモコン以外にもいろんな活用法がある

ボードの穴にS字フックを引っかければ、帽子や置き場に困るカギなどもまとめてつるしておけるので便利です。

見た目のすっきりさに加え、リモコン置き場として想定していたニッチよりも「格段に使い勝手がよい」と、実際に暮らしてみて実感しています。

当初はニッチが思うように使えなくなり、「設計段階でもっと考えていれば…」と後悔もしました。しかし、今となっては、工夫を重ねるなかで、より快適に暮らすための考え方が身についてきたと感じています。

※ 有孔ボードを使用する際は、ボード自体の耐荷重と使用するフックや収納物の重さをしっかり確認の上、使用してください。

※ 有孔ボードを取りつける際は、しっかりと壁に固定されているか確認しましょう。また、落下防止のため、定期的なメンテナンスも忘れずに行いましょう。