YouTubeチャンネル「数字で語る、会社のホンネ【決算解説】」が「ガソリン会社は儲かっているのか?ENEOS・出光・コスモの株価の理由」を公開した。動画では、石油元売り大手3社の決算や株価を比較し、各社の規模や稼ぐ力の違いを解説している。

動画ではまず、売上高についてENEOSが約11.8兆円と他を圧倒していることを紹介。一方で、直近の決算における営業利益率やROE(自己資本利益率)を見ると、売上規模が最も小さいコスモがそれぞれ5.4%、14.4%とトップであり、資本を最も効率よく利益に変えていることが明かされた。

また、各社の株価を比較する上で、PBR(株価純資産倍率)や予想PER(株価収益率)といった指標を用いた分析が行われた。3社ともにPBRが1倍前後にとどまっている理由として、原油価格や為替といった外部環境に利益が大きく左右される不安定さや、脱炭素化による需要減少への懸念が挙げられている。動画内では、ナフサの供給不安によってカルビーがポテトチップスのパッケージ印刷を変更した事例も交えられ、石油製品が身近な生活に与える影響の大きさが語られた。

さらに、今後の成長戦略について、ENEOSは海外展開や事業ポートフォリオの見直し、出光は全固体電池材料などの高機能材、コスモはSAF(持続可能な航空燃料)や風力発電など、各社が「石油に代わる収益源」をどのように育てようとしているかに焦点が当てられた。なお、コスモの株価が力強く推移している背景には、4%を超える高い配当利回りが株価を支えている点も指摘されている。

株価や決算の裏側には、単なる企業の規模だけでなく、将来への期待や株主還元の姿勢が色濃く反映されている。脱炭素という大きな転換期を迎える中、石油元売り各社がどのような変革を遂げるのか、知識を深めるのに最適な動画となっている。

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