※画像は生成AIによるイメージです

写真拡大

「一生に一度の晴れ舞台のはずが、なぜか修羅場に――」。結婚式といえば人生のハイライトであるはずなのに、近年、SNS上では「お呼ばれドレスのマナー違反」「ご祝儀の相場論争」「招待客の振る舞い」などをめぐる意見が飛び交っています。価値観の多様化が進むなか、何が“普通”で何が“非常識”か、その線引きそのものが揺らいでいる――そんな時代になりつつあるのかもしれません。
実際、挙式経験のある既婚男女2,350人を対象にした調査でも、約10人に1人(9.2%)が結婚式でなんらかのトラブルを経験していたという結果が出ています(出典:2024年6月、ベンナビ離婚(株式会社アシロ)調査)。しかも、自由回答にはここではちょっと書きづらいほど生々しい事例も並んでいて、「祝いの席だから」では到底片付かない世界が広がっています。

今回は、過去に大きな反響を呼んだ実録エピソードから、ジューンブライドにちなんで結婚式当日に思わぬ修羅場へ発展した2つのケースを振り返ります。新郎の元浮気相手が出席してしまった披露宴と、酔った先輩たちの余興がきっかけで人間関係が崩れた二次会――。

さらに記事の後半では、トラブルを経験したカップルの「その後の夫婦関係」がどうなったか、そして調査で最も多かった“意外なトラブル相手”についても紹介します。

 *  *  *

◆【エピソード1】大学の仲良しグループ内で三角関係に

 大学を卒業して数年後、和田友美さん(仮名・20代)のもとに友人A子から結婚式の招待状が届いた。

「学生時代は同じ学部・学科の気の合う5人グループで過ごすことが多く、A子はそのうちの一人です」

 A子には、当時から付き合っている彼氏がいた。その相手と遂に結婚するというが、気がかりな点がなくもなかった。じつは、同じグループ内でひと悶着あったからだ。

「大学4年生のときに、その彼氏の浮気が発覚したんです。ただ、浮気相手は同じグループのB美だったんです。彼がLINEの送信を間違えたことから発覚したそうなんですが、A子はボロボロになっていましたね。

 B美はA子の彼を好きになってしまったようですが、彼にとっては遊びだったらしく、B美はフラれました。A子と彼は、ギリギリ別れずに続いた感じです」

 そんな出来事があってから、グループの関係性は一時ギクシャクしていたと振り返る。

◆結婚式にマナー違反の“白”ワンピースで登場

 その後は社会人になり、学生時代のことなどすっかり忘れていたという。だが、結婚式当日を迎えて、いっきに記憶がよみがえったそうだ。和田さんは、B美の姿を見て驚いた。

「彼女は、“花嫁の色”としてマナー違反とされている“白”のワンピースで登場したんです。当時を知る私たちは嫌な予感がしたのですが、このおめでたい席で何事も起こらないことを祈るばかりでした。

 そのまま挙式が終了し、参列者は庭に移動しました。そこで“ブーケトス”が行われるのかと思ったのですが、司会から『夫婦2人がお世話になった大切な友達に、ブーケをプレゼントしたいとのことです!』というアナウンスがあって……」

◆新郎の元「浮気相手」に“仕返し”のブーケ

 大学時代の友人たちは、“夫婦2人がお世話になった”という言葉にゾッとした。

「“もしかしてB美のこと?”って、お互いに顔を見合わせました。そんな予想が的中し、白のワンピースで悪目立ちしていたB美が呼び出されました。A子からブーケを受け取って、B美は目に涙を浮かべていました。そして新郎新婦の間にB美を挟んで記念撮影まで行われたんです。あのときのA子の勝ち誇った表情が忘れられません」

 はたから見れば、それは“感動の場面”だったのかもしれない。だが、事情を知る人たちからすれば、ドロドロとした怨念が渦巻いた“地獄絵図”に他ならなかったのだ……。