【河合 桃子】細木数子に愛された「歌舞伎町の名物ホスト」衝撃告白…!ドラマでは絶対に描けない「トイレ事件」とは
細木数子に寵愛されたホストが証言
Netflixドラマ『地獄に堕ちるわよ』が、いまなお話題だ。
女優・戸田恵梨香が演じる占い師の細木数子さんが、ホストクラブで若いホストに囲まれシャンパンコールを浴びるシーンは、ドラマのゴテゴテしさを際立たせた。そんななか、かつて細木さんに指名されていた実際のホストたちが口々に自身のXなどで発信する「細木との日々」も注目された。
美島光司(52歳)もそのひとりだ。かつて『愛本店』の人気ホストで同店で初めて細木さんに指名されたが、52歳の現在は初の結婚生活を送りながら無職でヒモ状態の“生涯ホスト”を貫く男である。ドラマのシャンパンコールで静かな微笑みを浮かべる戸田さん演じる細木さんの姿は印象的なシーンだが、美島は「実際の細木先生の振る舞いとはまるで違う」と否定した。
「先生は静かに飲むのが好きな方でした。隣の席でジャンケンして一気のようなどんちゃん騒ぎが始まると『うるさい』と怒り『ここは高級クラブでしょ。あの騒がしい行為をやめさせなさい』とピシャリと言いました。それに『愛本店』では当時、シャンパンコールはしませんでしたし生バンドで社交ダンスしてましたから」
また、ドラマが始まって以来、口々とSNSなどで語られる「細木エピソード」についても美島さんなりの意見としてこう語った。
「どなたかが『細木先生がホストクラブに行く時の会計はだいたい出版社やテレビ局持ち。ほとんど自分でお金は払ってなかった』などと発信されている方がいました。そういう時もあったかもしれませんが、少なくとも僕が1年半近く細木先生に指名をいただいている間はご自身の財布からのお支払いでした。毎回少なくも100万円、多い時で数百万、いつも紙帯付きの札束でドーンとキャッシュのお支払いです」
財布から数十万円をポンっと出して……
他には、こんな豪快エピソードもある。
「細木先生の前で僕が疲れた顔をしていたんです。そしたら先生が『光司、元気ないじゃないです』と気にかけて下さいました。『燃料切れです』と行ったら『燃料はなに?』と聞いて下さったので『お金!』と言ったら、財布から数十万円をポンっと出して下さって。本当に当時の僕は恐れ多かったです」
細木の指名を受けていた当時の美島さんの容姿は現在のホストとは程遠く、まるで『ミナミの帝王』だ。
「ほぼ毎日、日焼けサロン通いして髪型はビシッとリーゼント。スーツはベルサーチで腕にはロレックス。車はセルシオを持っていましたが店にはママチャリ通勤でした。東京出身の人気ホストはベンツを店前に停めて出勤してましたけど、僕は関西出身でしたから“暴れん坊で甘えん坊スタイル”で売っていたんです」
暴れん坊で甘えん坊スタイルとは、いったいどういうことか。あらためて聞いてみると、今で言うところの「オラオラ系のスタイル」だという。普段の営業時では暴れん坊のように振る舞うが、ふたりっきりの時は甘え坊の姿を見せてそのギャップで落とす手法である。しかし細木さんは、そのスタイルには惚れ込まなかったようで、当初は指名をされたものの、最終的には“指名を外され逃げるように退店”したのだった。
「先生が初めて『愛本店』にいらっしゃったのは、大阪のある著名な男性に“枝”として連れられて来た時です。著名な方は既存のお客様(=幹・みき)なので、細木先生が次にお一人でいらっしゃった時に僕を指名して下さったのです。当時僕には複数の太客様がいらっしゃったから、細木先生のことを特別視していませんでした」
細木数子が野太い声で「グウェーッ!」と嘔吐
細木さんが美島さんの本指客として店に通っていたのは1年半ほどだった。それほどの長い期間ともなれば、一夜を共にしたこともあるのだろうか?
「それが実は残念ながら本当にないんです。僕は実は当時、太客の方に枕的な管理はしませんでした。そんなことをせずとも高い酒を入れてくれましたから。それに僕も色恋営業というよりかは、気が向いたりタイミングが合えばエッチするって感じで、そこに重きも置いてなくて。それに細木先生も『抱きなさいよ!』などとも迫ってきませんでしたし…。でも今から思えばですよ、僕がKというホストに細木先生を奪われたのも、そのあたりがうまくできてなかったからだとも思います」
ホストたるもの、いかに女性客に高い酒を気持ちよく入れてもらうか、こちらがお願いせずとも「入れさせてほしい」と言わせるかが勝負の商売なのだという。暴れん坊スタイルの美島さんは細木さんを気持ちよくさせることよりも、怒らせることの方が多かった。
「細木先生がね、お酒を飲みながら持参したペットボトルに入った水をグビグビ飲んでたんですよ。だから『先生、そちらは何ですか』と聞くと『これはね光司、京都のある有名なお水なの。これ飲めば悪酔いもしないし二日酔いにもならないの』と仰った。でもその後、先生がトイレに行ったきり30分以上帰って来なかった。だから僕、トイレに見に行ったんです。そしたらトイレの中から『ゴォウェー!』『グウェーッ!』ってすごい野太い声で嘔吐してるのが聞こえたんです…」
細木さんが激しくえずく声を聞いてしまった美島さん。しばらくしてトイレから出て来た時の細木は「オールバックにしていた髪が前面にバサっと乱れてスダレみたいになって、目も充血して真っ赤だった」という。そんな取り乱した姿を見れば、ホストでなくても優しく介抱するだろう。しかし暴れん坊の美島さんは違った。
「『先生、さっきの水、全然効きませんやん(笑)』って茶化しちゃった。先生は充血した目で僕をキッと睨め付け、そのまま帰ってしまったのです。先生があんなに激しく嘔吐する様子を見たのは後にも先にもこの時だけで、見るからに辛そうだった。ハンカチをお渡ししたり肩や腰に手をお回しして支えるなどすればいいものを…僕は調子に乗っていたのです」
そんな調子に乗っていた美島さんが店の売上競争に負け地獄に堕とされたのは、細木さんの担当ホストとして2年目を迎える前のことだった。勘違いのオラオラ営業を続けるうちに、細木さんは美島さんとは別のホストに惹かれるようになっていくのだった。
後編ではホストクラブで遊ぶ細木の意外な一面や、徐々に地獄に堕ちゆく美島さんの過去を聞く。
【後編記事】『「あの夜、細木数子先生はオンナの顔をしていた」…元担当ホストが明かす、”地獄に堕とされた”思い出とは』につづく。

