麻薬取締法違反の罪で起訴された佐藤駿一郎被告(左)、”金銭トラブル”のやり取りを記者に見せる知人のAさん(右)

写真拡大

 大麻取締法違反の疑いで逮捕され、「ウルフドッグス名古屋」を契約解除、日本代表の資格も剥奪された佐藤駿一郎被告(26)。長身を生かしたプレーで、次世代のホープと期待されていた佐藤被告だが、裏ではプロのアスリートらしからぬ"素行不良"の一面を持っていたようで──。【前後編の後編。前編から読む

【写真】〈一髪アウトなんで〉〈文面では何も残せません〉佐藤被告とAさんの”金銭トラブル”のやり取りほか

 前編で証言した佐藤被告の知人・Aさんは愛知県のバレー名門高校出身。高校時代に顔見知りだった2人は、被告が2025年、「ウルフドッグス名古屋」への移籍を決めたことを機に愛知県で再会した。正式加入するまでの3〜4か月間、プライベートで交流があったという。

「ユースの代表で一緒だったXと、ようパチンコやクラブで遊んでいました。Xは僕の高校の後輩で、彼の紹介で駿一郎と一緒に(パチンコを)打つ仲になったんです。ただ遊ぶだけならよかったんですが、問題なのは駿一郎が借金をしながらギャンブルをしていたことです」

 プロチームに入るまでの短期間とはいえ、佐藤被告のギャンブルへの傾倒ぶりは著しかった。Aさんはこう証言する。

「次第に、パチンコだけでなく高レートのギャンブルをXと一緒にやるようになったんです。『稼げる"会員制"のやつがある』とか言っていました。その頃から、僕にも金を無心するようになり、3回に分けて50万円ほど現金を貸してしまった。受け渡しはパチンコ屋の中で、やり取りは現金でした。ちなみに当時、Xからも借金をしていたみたいです」

LINEで〈文章では何も残せないです〉

 金を借りる"名目"はこうだ。

「『ギャンブルのため』とは言わんかったですよ。『研修費やらどうやら』って言っていたと思います。あとは、『生活が苦しい』とかいろんな理由を言っとりました。自分も、まだ付き合いの浅い関係だったところをポンって貸しちゃったからいかんのですけど……。

 駿一郎にはずっと連絡してるんですけど、返事はないし、金は返ってこんしで。返済期限だって決めたのに。それで、自分がXにブチ切れて『どうなっとんのかな』って聞いたら、『(ギャンブルで)負けとる』っていうのを聞いた」

 痺れを切らしたAさんがLINEで問いただすと、こんな返信があった。時期でいうと、被告が「ウルフドッグス名古屋」に加入する直前のことである。

〈文章では何も残せないです〉

〈嘘つきたくないですけどそれで代表剥奪とかになったらもう二度と後がないんで〉

〈給料前借りできるかウルフの人に聞いてみます〉

 この後、佐藤被告は文面でAさんから借りた金をギャンブルで使ってしまったことを〈はい!事実です!すみません〉などと認めている。しかし、しばらくして連絡は再び途絶え、最終的に知人のXが50万円を立て替える形で返済が行われたという。

「ウルフドッグス名古屋」の見解は……

 逮捕を受けて、Aさんが佐藤被告に対する思いを打ち明ける。

「大金を借りておいて、誤魔化して最後まで連絡もないってのは大人としてあり得ないですよ。プロのアスリートという以前に、だらしなさすぎる。大麻についても、正直、『やりかねんな』という気持ちでした。

 でも恨んでいるとかではないです。今は『これを機にもっと落ちるところまで落ちて上がってこいや』くらいの気持ちです」

 東京地検は6月17日、乾燥大麻を所持したとして佐藤被告を麻薬取締法違反の罪で起訴。18日夕方に保釈された。今後の判断は司法に委ねられている。

 取材班は金銭トラブルなどについて「ウルフドッグス名古屋」にも確認したが、「借金や給料の前借りなどの事実は承知していません。私生活に関わる事項かつ、すでに契約解除となっておりますので、具体的な回答はいたしかねます。逮捕に関しても、十分な事実確認ができていない状況です」(広報担当者)とのことだった。

 事件の2週間ほど前、SNSで〈公式で発表された通り今シーズンで退団します。選手、スタッフ、運営してくれている方、そしてファンの方々、沢山の人に感謝してます。ありがとうございます。これから代表シーズンが始まります。精一杯頑張ります。また会いましょう!〉(原文ママ)と投稿していた佐藤被告。

 自身の"素行不良"が足枷になり、栄光の道から転落するとは思いもしなかったのだろう──。

(了。前編から読む)

「NEWSポストセブン」では、情報・タレコミを募集しています。情報提供フォームまたは、下記の「公式X」のDMまで情報をお寄せください。

・情報提供フォーム:https://www.news-postseven.com/information

XのDMは@news_postsevenまでお送りください!