スポニチ

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 ◇サッカーW杯北中米大会

 ネジを巻き直した。本格的なチュニジア対策に着手した17日の練習前。最年長のDF長友の提案で、2回目の選手ミーティングが行われた。主将のDF板倉から指名を受け、長友が一人で熱弁。5分ほどの短い時間だったが、チームに緊張感を持たせるには十分だった。

 「W杯に4年間かけて準備してきて、1戦目を終えると緊張の糸が切れてしまう。やっぱり、どうしても人間なのであるんですよね。それがないようにもう一回、気を引き締めようというのは伝えました」

 日本にとって第2戦は1勝3分け3敗の鬼門。長友も出場4大会で一度も勝っていない。前回カタール大会は初戦でドイツを撃破も、第2戦はコスタリカに苦杯をなめた。強豪オランダに好勝負を演じ、次戦は格下チュニジアが相手。状況は前回と似ている。「今考えると、コスタリカは絶対いけるでしょ、という空気は正直あった。本当に強い覚悟がないと、W杯に足をすくわれる」。選手ミーティングは初戦2日前の12日に実施したばかりで、W杯期間中に2度も行うのは5大会目で初めて。「ピリッと締めていい練習をすることが必要」と異例の試みで警鐘を鳴らした。

 4年前の教訓とともに、長友が伝えたかった思いがある。オランダ戦後のロッカールーム。チームに同行するDF吉田とMF南野が、出場選手のスパイクを磨いていた。プレーすることはかなわず、裏方に徹する2人の存在は、決して当たり前のことではない。「もう一回、心を一つにして緊張感を高めて向かうことが短期決戦では一番大事」。板倉も「バシッとチームが締まった」と振り返る5分間。また一つ森保ジャパンの絆が強くなった。

 ▽コスタリカ戦VTR 22年W杯1次リーグ第2戦で対戦し、日本は2―1で逆転勝ちした第1戦のドイツ戦から先発5人を変更。引いてブロックを敷く相手の守備を崩せず、後半36分に唯一の枠内シュートで失点。0―1で黒星を喫した。