提供:JR東海 / 2人用座席イメージ

写真拡大 (全3枚)

JR東海とJR西日本は、2026年10月1日から完全個室タイプの上級クラス「Supreme Class(スプリームクラス)」を東海道・山陽新幹線の東京〜博多間で導入することを発表しました。

東海道新幹線では、従来のグリーン車を超える上級クラスとして、個室タイプの座席サービスの導入がすでに発表されていました。17日、JR東海とJR西日本は、このサービスを東海道・山陽新幹線の東京〜博多間で10月1日から導入することを明らかにしました。また、サービスの名称は「Supreme Class(スプリームクラス)」になると発表しました。グリーン車を超える最上位クラスで最高の品質やサービスを提供するおもいを表現したとしています。

「スプリームクラス」の座席は、最新型のN700S車両の一部に設置されます。運行開始当初の2026年10月時点では、1日あたり12本程度の列車でサービスが始まり、徐々に拡大していく予定です。

価格については、1人用個室の場合、東京〜新大阪間で従来のグリーン車と比べ2万3000円高い4万2100円、東京〜博多間で3万3200円高い6万3620円と発表されました。(いずれも通常期1人利用、エクスプレス予約の場合)

ウェルカムサービスとして飲み物やお菓子が無料で提供され、特別に購入できる商品も用意されます。

完全個室タイプの「スプリームクラス(キャビン)」は16両編成のうち、7号車と10号車に各1部屋設置されます。1人用と2人用があり、2人用にはレッグレスト付きのリクライニングシートに加え、向かい合う形でソファタイプのシートが用意されています。

また、「スプリームクラス」には、上級クラス専用のWi-Fi環境として、鉄道車両で初めて5G対応の透明ガラスアンテナが使われます。さらに、利用者以外に音が漏れにくい特殊なスピーカーにより、イヤホンなしで音楽などを楽しめる機能も装備されます。

10月1日のサービス開始に先立ち、9月15日から予約が開始されます。ネット予約サービス「EX予約」や「スマートEX」限定で予約可能です。

ちなみに、東海道・山陽新幹線では、1985年にデビューした100系車両に個室タイプの座席(グリーン個室)が設けられていました。100系に連結された2階建て車両の階下に1人用から4人用まで設置されていましたが、「のぞみ」の導入などスピードアップの流れで2階建て車両はなくなり、グリーン個室は姿を消しました。東海道新幹線での個室サービスは、100系の引退以来、実に23年ぶりの復活となります。

また、10月1日からスタートする完全個室タイプの「スプリームクラスキャビン」とは別に、半個室タイプの「スプリームクラスシート」も2027年度中にN700S系車両へ導入される予定です。JR東海は「乗客のニーズが多様化している」として上級クラスの需要に応えていく考えですが、いずれの個室もビジネス層だけでなく、贅沢な旅を求める層からも熱い視線を集めそうです。