「ノイズキャンセリングを貫通して存在を知らせる自転車用ベル」をシュコダが開発

自動車メーカーのシュコダが自転車用のベル「DuoBell」を開発しました。DuoBellは不規則な周波数の音を発することが可能で、ノイズキャンセリングイヤホンを装着している歩行者にも自身の存在を気付かせることができます。
Škoda DuoBell: A bicycle bell that outsmarts even smart headphones - Škoda Storyboard
Škoda DuoBell - The First Bike Bell Designed To Penetrate Noise-Cancelling Headphones - YouTube
シュコダによると、世界中で自転車の需要が高まる中で「自転車と歩行者の衝突事故」も増えているとのこと。シュコダは事故増加の一因としてノイズキャンセリングイヤホンの普及を挙げており、事故防止のために「ノイズキャンセリングされない音」を発するDuoBellを開発しました。
DuoBellの見た目はこんな感じ。配色や表面仕上げにはシュコダの自動車と同じデザインシステムが採用されています。

内部には音を鳴らすハンマーとベルを内蔵しており、2種類の音を出せます。

2種類の音の1つが「ノイズキャンセリングされにくい周波数の音」です。シュコダはイギリスのサルフォード大学との共同研究により750〜780Hzの音がノイズキャンセリングされにくい音であることを突き止めたとのこと。DuoBellは780Hzの音を鳴らすように調整されています。

もう1つの音が「高速かつ不規則な音」です。ノイズキャンセリングイヤホンは周囲で鳴っている音と逆の位相の音を発することでノイズを相殺しています。DuoBellはイヤホンの処理チップでは対応しきれないほどの高速かつ不規則な音を鳴らすことでノイズキャンセリングを貫通するというわけです。

DuoBellは2026年2月にロンドンでフードデリバリーサービス「Deliveroo」の配達員向けにテスト配布され、ノイズキャンセリングイヤホンを装着した歩行者に22m離れた位置から効果的に自身の存在を気付かせられることが実証されたそうです。
