高齢の親の家を片付けるのは、ひと筋縄ではいかないのが現実。「ものが多いことに加え、選別にとにかく時間がかかる」と話すのは、義実家の片付けに取り組むブロガーのやまだめがねさん(50代)。確実に処分を進めるために気をつけていることを教えていただきました。

まだ使えるもの、高値がつきそうなものは手が止まる

やまだめがねさんは、義実家の片付けにもう8年ほど取り組んでいます。

【写真】高値がつきそうなものが出てきて…。

「最初はゆるゆると始まりましたが、義両親の、敷地内での転居という必要に迫られたなかで片付けが本格化。ものの処分もずいぶん進みました」(めがねさん、以下同)

それでも、ものの取捨選択に時間がかかることは日常茶飯事なのだそう。押入れを全出しすると、高値がつきそうな記念品やいただきものがまだまだ出てきます。

「まだ使えるもの、価値があるものはゴミ袋に入れるのをやっぱり躊躇(ちゅうちょ)します。だれかに譲るか、フリマアプリで売れるだろうかとそんな話が始まると、手が止まってしまうのです」

すぐに手放せないものは「保留ボックス」へ

結論が出ないまま、話はぐるぐると行ったり来たり。「あぁ、時間をムダにした」と思うものの、どうにもならない、とめがねさん。

「確かに、フリマアプリに出品すれば高値で売れるかもしれない。でも、義実家は出品や梱包にこまめに対応できるタイプではありません。私も今は片付けで手いっぱい。せいぜい衣類をまとめて買取ショップに持ち込むくらいが関の山です」

それでもすぐには手放せないので、こうしたものはすべて保留ボックスと名づけた段ボールの中へ。

「捨てられないタイプの義実家には、このやり方は合っていたと思います。でも、決断を後回しにするものが多すぎて、箱の中はやっぱり増え気味です」

将来処分するものは物置の前に

大がかりな処分や片付けが落ち着いた今、めがねさんは保留箱の中身を見直してふるいにかける作業を行っています。めがねさんいわく、押入れの奥に押し込んだらもう終わり。これまでがそうだったように、永遠に捨てられなくなると言います。

「また何年も、段ボールのままホコリをかぶることになります。そんな意味のないことの繰り返しは、絶対にしたくない」

保留ボックスは物置の手前のスペースに置いて、すぐに判別、処分できる状態にしておくことが大切です。

「だれかがいつか始末しないと、終わりません。いや、私で終わらせると心に誓って、今も片付け続けています」