築35年で夫婦ふたり暮らし、家のものを半分に減らした。とくに「手放してよかったもの」3つ:1月に読みたい記事
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ものを手放し、小さく暮らす方が増えています。2024年元日に起こった能登半島地震をきっかけに、心境と価値観の変化から「捨て活」を始めたのは、石川県の築35年の賃貸マンションで夫婦ふたりで暮らす深尾双葉さん(40歳)。ものを手放す度に家の中も自分の心も軽くなり、暮らしの豊かさがぐっと増したそう。ここでは、深尾さんに捨ててよかったものについてお聞きしました。
※記事の初出は2024年8月。価格や年齢など、記事の内容は執筆時の状況です。

「捨て活」で家のものを半分に減らした
実家を出てひとり暮らしを始めるタイミングで、たくさんの家具と本、器などを持ってきたため、元々持ちものが多く、収納からあふれるほどの物量を所有していました。
今年の2月に本格的な「捨て活」を始めてからは、家のものを半分ほどまで減らしました。詳しくは数えていませんが、数にすれば小さなものから大きなものまで合計600点くらいのものを手放したと思います。
好きなものだけを持つということを意識していたつもりですが、心のどこかでものはあればあるだけ幸せという考えがしみついていたように感じます。その結果、本当に好きなもの以外も所有することとなり管理が大変な状態になっていました。
ここでは、「捨て活」で手放したなかで、とくに捨ててよかった、管理がしやすくなった、と感じているものを3つご紹介します。
●1:好みから外れた服と靴

まず、好きではないのに手元に残していた服と靴を手放しました。
元々は着物を含めると80着ほど所有していたかと思います。それを3分の1まで減らしました。主に黒と白以外の色味のある服、柄物、好みの変わったもの、買ったときに高かったからという理由だけで取っておいた服、使用頻度の低い靴を手放しました。
また、ベッドルームに置いていた大きなオープンキャビネットを手放したことをきっかけに、和室に置いていた引き出しつきのキャビネットをベッドルームに移動させました。これで、衣類の管理が格段にラクになりました。
和室に置いていたキャビネットには下着やパジャマ、タオル類を入れています。ベッドルームにクローゼットがあってそこで着替えるのですが、和室に下着類があるので以前はベッドルームと和室を行ったりきたりしていました。家族からも毎朝、使いづらいと苦情を言われていました。
同じ用途のものが離れた場所にあると管理が難しく、全体の服の数も把握できていない状態だったのです。
好きではない服を手放したことで、家の中にあちこちに置いていた衣類が1つの部屋にコンパクトにまとまり、全体の管理がしやすくなりました。
●2:読まずにしまい込まれた本

本を収集するクセがあり、以前は本棚から本があふれてお手上げ状態でした。そこで、「過去を振り返らず、これからのことを考えて自分に必要となる本だけ残す」と基準を決め、大きな本棚1つと手持ちの本を半分ほどを手放しました。
手放した本は以前の仕事で使っていた美術関連の本、料理本、集めていたインテリアの雑誌、文庫本エッセイなどです。途中までしか読んでいない本も半分くらいあったと思います。なかには買って満足した未読の本もありました。
基準を決めたことで、今まで強い執着を持っていた本のほとんどを手放すことができました。
本は金沢の信用のおける古本屋さんに毎回引き取りに来ていただいてます。
●3:使用頻度の少ない家具、家電、小物、食器

実用性のない家具、登場回数の少ない家電、来客用の食器、季節の飾り物など、使用頻度を基準として考え、活躍できていないものから手放しました。
これらのものは、いつ来るか分からないときのためや、自分ではなくだれかのために所有していたものでした。
これらを手放すことで所有しているものがすぐに把握できるようになりなりました。余計なものが無く視界がすっきりと気持ちよくなり、家で過ごす時間が好きになるなどの変化もありました。
もの減らしたら家事はラクになり頭もすっきり

ものを減らしたことで、家事の手間が格段に減りました。オープン収納や小物を手放すと、毎朝苦戦していたホコリ取りやふき掃除の手間が減り、時間の余裕が生まれました。今はその時間を自分の成長のために使っています。
以前は家の中にいるときに視界に多くのものがあると情報過多に感じ、頭の中が整理されていない感覚がありました。今は、ものが少なくなったことで、頭の中がすっきりして集中力が増したように感じています。目の前のことにしっかりと腰を据えて向き合うことができています。
ものが少ないと美しく暮らせる
ものを厳選して残すことによって、すっきりとした空間に1つ1つのものの美しさが埋もれず、際立つということに気づかされました。
すべてに目が行き届く状態なので、常に清潔で美しい状態での管理ができ、理想としていた暮らしと部屋づくりがかなったことに幸せを感じています。
