「真逆」を「まぎゃく」と誤読している人多数!本当の読み方とは?【大人のための日本語と漢字】
檄を飛ばしても励まされません
野球の試合などで監督が選手に励ましの言葉をかけるとき「監督が選手に檄を飛ばす」というような言い回しを使う人がいますが、「檄を飛ばす」という言葉の意味は、もともとは「人を励ます」という意味ではないのです。「檄」とは中国で「人々に命令を出す目的で役所が木札を使って書き記した文書」のことを言いました。文書を多くの人たちにいち早く知ってもらいたいがために急いで回すという意味から「檄を飛ばす」になったのです。
つまり「檄を飛ばす」とは「自分の主張や考えを多くの人たちに伝えて同意を求めること」という意味なのです。しかし多くの人たちが誤った使い方をしたため、本来の意味である「檄を飛ばす」とは異なる使い方が定着してしまったのです。
このように多くの人たちが使い続けたために誤用が誤用でなくなった例として他にも「真逆」という言葉があります。本来はこの漢字の読み方は「まさか」です。しかし多くの人たちが「まぎゃく」と読むようになり、2004(平成16)年の流行語大賞にノミネートしたのがきっかけとなり、今では「真逆」は「まぎゃく」とも読むようになりました。

