Photo: 山田卓立

今年も駅伝の季節がやってきました。

例年駅伝シーズン前になると、ランナーにとって注目のコレクションNIKE(ナイキ)「EKIDEN PACK(エキデンパック)」。2024-25年シーズンに向けてお披露目されたのは、「アルファフライ 3」「ヴェイパーフライ 3」「ズーム フライ 6」「ライバル フライ 4」の4足。

10年以上続く「EKIDEN PACK」コレクション。今年のキャッチコピーは「その熱を走らせろ。」です。

駅伝の原点。足元を照らす松明を模したデザイン

「駅伝」の発祥は日本だということをご存知ですか。海外では「SUSHI」や「MANGA」と同じく「EKIDEN」で通じちゃうんです。

今年発表されたNIKE「EKIDEN PACK」には、その原点に立ち返るデザインがあしらわれています。駅伝が始まった当初、ランナーたちは昼夜を問わず長い距離を走り、夜間には松明の炎が足元を照らしていました。この松明の炎を象徴する「ファイアーパターン」のグラフィックが施されています。

お披露目となった4足は、日々のトレーニング用からレース本番用まで幅広いラインナップが展開されています。

装い新たに登場した「アルファフライ 3」「ヴェイパーフライ 3」

数々の記録を打ち立ててきた“ランニングシューズ界のロールスロイス”の異名をもつNIKE「アルファフライ」シリーズ。最新の「アルファフライ 3」は発売後、即完売した同シリーズ史上最軽量のモデルです。

「アルファフライ 3」(税込3万9655円)

「ファイアーパターン」に加えてシュータンには「戦」の文字、ヒール部分には左右それぞれの足に「駅」「伝」の文字が刻まれています。

「ヴェイパー フライ 3」(税込3万7730円)

続いて、「アルファフライ 3」と双璧をなすNIKEレースシューズ「ヴェイパー フライ 3」。「アルファフライ 3」よりも接地感を掴みやすいのが特徴です。昨年、2年ぶりのアップデートを遂げたモデルが「EKIDEN PACK」で装いを新たに帰ってきました。

今年リリースの「ズーム フライ 6」「ライバル フライ 4」も

「ズームフライ 6」(税込1万9800円)

今年10月に発売された、ハイブリッドシューズ「ズームフライ」シリーズの新作「ズームフライ 6」が早くも「EKIDEN PACK」に登場。トレーニングからレース本番まで幅広く使用できるモデルで、NIKE最高のクッショニング技術と、プレートのイノベーションが盛り込まれています。

前述の「アルファフライ 3」と「ヴェイパーフライ 3」は、レースを目的とした「スーパーシューズ」という位置付けに対し、「ズームフライ 6」は史上最速のトレーニングシューズ「スーパートレーニングシューズ」を謳っています。

非公式でありながらも、ランニングに一大革命を起こした「ブレイキング2」(フルマラソンで2時間を切ること)を実現したキプチョゲ選手(ケニア)も、「『ズームフライ 6』は、ロングランやインターバル走に使う『スーパーシューズ』というよりも、1週間を通して毎日様々な練習に使えるシューズ」と語ります。

「ライバル フライ 4」(税込1万1550円)

4足目は、部活生向けのトレーニングシューズとして知られる「ライバル フライ 4」。さまざまなランナーがアクセスできるよう、ロードレーシングシューズの入口としての役割を果たしています。

最大の特徴は、ミットプレートに搭載されている「シャンクプレート」。こうした「アルファフライ」シリーズなどの最先端のレーシングシューズに使われるような技術ですが、同シリーズでは初めて「ライバル フライ 4」に搭載されました。部活生であっても体感できるようにという開発者の思いが込められています。

いよいよマラソンシーズンの到来。レースの戦況に目が行きがちですが、現代のレースはいわばハイスペックシューズの戦いでもあります。ランナーの足元に注目して戦況を見守るのも、ガジェット好きには楽しみな見方になりそうです。

なお「EKIDEN PACK」コレクションは、2024年11月22日に、NIKEアプリ、NIKE.COM、及び一部のNIKE販売店で発売予定です。

Source: NIKE