ESSEonlineに掲載された記事のなかから、11月に読みたいベストヒット記事をピックアップ!

散らかっていて必要なものが見つからない家、一見、片づいているのに暮らしにくい家、そこには共通点がありました。クローゼットの中身がパンパンで服を取り出しにくい人は、ぜひご覧ください。ライフオーガナイザーのお仕事で散らかったおうちを訪問することが多い下村志保美さんが、「片づかない家のクローゼットにありがちなもの」について教えてくれました。

記事の初出は2023年11月。内容は取材時の状況です。

1:結局「選ばれない」服

クローゼットを前に「なんでこんなに服があるのに、今日着る服がないんだろう」と悩んだことはありませんか? もし以下で挙げる3つの服があるなら、今すぐ整理して快適になりましょう!

朝にクローゼットをあけても、結局選ばない服はありませんか? たとえば私は白い服やクリーニングが必要な服は「汚れそうかな…」とそっとクローゼットに戻してしまうことがあります。

また試着したときに「ちょっと着心地が悪いかな。だけど大丈夫! デザインがかわいいし、なんとかなる」と思って買った服も、結局キツかったり動きにくかったり、チクチクしたりと「なんとかならない」まま。結局選ばれることはなく、クローゼットの中でただただ場所を取ることになってしまいます。

結局選ばないんだよね…という服は、これからも選ばれない服。処分して、次からはそういう服を買わないようにしましょう。

2:「知り合いに会いたくない」服

着られなくはないし、それどころか洗濯もラクだし、着心地もいい。だけどその服を着てママ友とか昔の友達にばったり会いたくない服。

着心地がいいから手放す理由がないように思いますが、知り合いに会いたくない服というのは、それを着た自分がすてきに見えないということを自分自身でわかっているということ。

こう考えると太って見えたり、ダサく感じたりする服、つまり自分をすてきに見せてくれない服は取っておく理由がありません。
クローゼットの中身は一軍だけに。気分が上がらない服は処分を検討しましょう。

3:「部屋着にする」服

毛玉ができたり袖口が伸びてしまったりと外出着としてはイマイチだけれど、部屋着としてなら着られる服。それらもまたクローゼットが片づかない原因です。

なぜならこの手の服は捨てどきがわからず、そして外出用の服からもどんどん降格してくるので数も増えてくる。
結果として引き出しがパンパンになったり、入りきらないけど捨てる理由がないから捨てられない。

部屋着は3セットあればOK、など自分で数のルールを決めましょう。

靴もセットで見直しを

靴箱の靴も同様に見直してみましょう。足が痛くなる靴は結局選ばれないし、よれよれの靴を履いていた日に限って靴を脱がなくちゃいけなくて大恥をかくはめになるかも。

古い靴は雨の日用に降格してみたら、靴底から雨が染み込んできて散々なことになる可能性も。

靴も洋服も自分自身を快適にし、すてきに見せてくれるために身につけるものだということを思い出して、クローゼットや靴箱をぜひ見直してみてください。

買うときから片づけは始まっている

片づけとは捨てることだけではありません。洋服や靴を試着したときに違和感があれば、今までの「選ばれなかった服や靴」を思い出してみてください。
違和感が着ているうちに「いい感じ」になることってほとんどありません。

また買う理由が「安くなっているから」というのも選ばれない服、知り合いに会いたくない服を増やす原因になります。
捨てることが苦手であればあるほど、買い物のときに「着ない服を家に入れないよう」慎重になりましょう。