佐々木朗希【写真:Getty Images】

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ポッドキャスト番組で語られた評価

 昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の優勝に貢献し、NPBでもロッテで活躍する佐々木朗希投手について、米アナリストが能力を絶賛している。ポッドキャスト番組内で成長の余地を指摘しつつ「才能はアンビリーバブル」と評価。「彼の価値はヤマモト以上」とドジャース・山本由伸投手を引き合いに出している。

 米野球専門ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演して佐々木について語ったのは、カブス専門放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」で選手育成のアナリストを務めるランス・ブロズドウスキ氏。「彼の基本的な球速、それがMLBで評価されている。私はただただ彼が魅力的な投手だと思っている」と高く評価した。

 とはいえ、手放しでの絶賛とは少し様相は異なり「成長的な観点から見れば、たくさんできることがあると思う。実は彼のボールはそれほど回転しているわけではなく、それが多少の懸念点ではあるだろう」といった指摘も。

 ここで引き合いに出したのは今季の山本。「シーズン中盤やプレーオフで、ヤマモトはとんでもないスイーパーを見せたが、回転数は2800あたりだった。それは来年においても彼の武器になりえるし、投球の幅を広げるものになる」と語ったうえで「だがササキはここ数年、スライダーの回転数が2000を下回る」と比較した。

 それでもこの数値が大きく評価を下げるものではないと考えているようで「もちろん彼にはいくつか改善すべき点があるが、球速における才能はアンビリーバブルだ。私の意見では彼の価値はヤマモト以上だ」と評価。山本の能力を高く評価しつつ、佐々木への期待を込めた。

(THE ANSWER編集部)