ブルペンで投げ込む田村朋輝(カメラ・宮崎 亮太)

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 巨人の杉内俊哉投手チーフコーチが7日、育成2年目右腕・田村朋輝投手に160キロ指令を出した。右腕はこの日、ジャイアンツ球場で行われた秋季練習で1軍に参加。杉内コーチは、昨年3軍で指導した“教え子”のブルペン投球に熱視線を送った。

 田村は22年育成ドラフト2位で巨人に入団。2年目の今季は5月のJABA選抜新潟大会では159キロをマークした剛腕で、杉内コーチは「あのスピードボールは魅力。いいものを持っている」と評価。その一方、「若いうちは球速もコントロールも両方追い求めてほしい。160キロまで伸ばして、それを(ストライク)ゾーン内に投げられるように。いまは制球、フォームと技術(の課題)が先にいっているから、まずはフィジカルをしっかりと鍛えること。技術とフィジカルに対しての意識を高く持ってやってほしいね」と求めた。