年俸57億円も今季の出場たった29試合 負傷続くトラウトは「イライラしていた」とエ軍GMが告白
エンゼルス・ミナシアンGMはトラウトの来季に期待
米大リーグ・エンゼルスは球団ワースト記録となる63勝99敗でア・リーグ西地区最下位でシーズンを終えた。ペリー・ミナシアンGMは、左膝の負傷の影響で、5月以降欠場した主砲のマイク・トラウト外野手について来季は「素晴らしいシーズンを過ごすだろう」と語っている。
今季トラウトは、序盤こそア・リーグの本塁打ランキングトップに立つなど活躍したものの、4月末に左膝を痛め5月に手術。その後7月にはマイナーでの調整出場にこぎつけたものの、同じ箇所を痛め、わずか29試合の出場のみでシーズンを終えていた。30年までの大型契約を結んでおり、MLB公式サイトによると、年俸換算では3710万ドル(約57億2000万円)。3度のMVPなど圧倒的な実績を誇りながらも、近年は相次ぐ故障に悩まされている。
米専門局「MLBネットワーク」公式インスタグラムは、「エンゼルスのGM、ペリー・ミナシアン氏がマイク・トラウトのオフシーズンと、2025年シーズンに向けた準備についてコメントを残した」と記して、ミナシアンGMのインタビュー動画を投稿した。
動画でミナシアンGMは「彼は非常にイライラしていた。ここ4シーズンでプレーした試合数を考えたらね」と今季のトラウトの様子を回顧。来季について「彼は素晴らしいシーズンを過ごすだろう。彼は非常に高いモチベーションを持っていると思うよ。彼がグラウンドに戻るために、オフシーズンで必要なことをすると信じている」と、トラウトの巻き返しを期待した。
エンゼルスは今季、球団ワースト記録となる63勝99敗でア・リーグ西地区最下位だった。立て直しには主砲の復活が必須。ミナシアンGMは「彼はフィールドに立てば、何でもできるし、誰よりも何かを生み出せる選手だ。私にとっては彼は最高のバッターの1人。楽しみにしているよ」と改めて期待を込めていた。
(THE ANSWER編集部)