[11.6 欧州CL第4節 シュツットガルト 0-2 アタランタ]

 シュツットガルトは6日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のリーグフェーズ第4節でアタランタと対戦して0-2で敗れた。DFチェイス・アンリは公式戦4試合連続の先発出場で、欧州CLでは初先発となった。

 シュツットガルトは昨季のブンデスリーガ王者・レバークーゼンとの一戦(△0-0)から中4日で昨季のUEFAヨーロッパリーグ王者との試合を迎えた。アンリは欧州CLでサイドバック起用が続いていたが、大会初先発の今節は本職のCBで出場。DFアンソニー・ルオーとCBコンビを組み右CBに入った。

 アタランタは前半13分、DFセアド・コラシナツが筋肉系のトラブルでDFオディロン・コスヌとの交代を余儀なくされた。直後の同15分、アタランタが左サイドの連係でチャンスを作った。 下がってきたFWアデモラ・ルックマンが縦パスを受けると、アンリを背負いながらオーバーラップするDFダビデ・ザッパコスタにヒールパス。ザッパコスタが抜け出して最後はMFマリオ・パシャリッチがクロスを上げたが、相手にクリアされた。

 優勢に試合を運ぶアタランタは前半31分、パシャリッチがペナルティエリア内でフリーでボールを受けるも、DFマクシミリアン・ミッテルシュテットに寸前のところで対応されてシュートは打てなかった。

 前半41分、アンリがハーフウェーライン付近でザッパコスタを掴んで倒し、イエローカードを提示された。これが今大会1枚目の警告。それでも直後にはルックマンとの1対1を制し、ゴールキックを獲得した。シュツットガルトは同45分に決定機。MFクリス・フューリッヒのスルーパスでMFデニズ・ウンダブがPA内に侵入して左足を振ったが、ゴール左に外れて0-0で前半を終了した。

 アタランタは後半からMFシャルル・デ・ケテラーレを投入した。すると後半6分、アタランタが前線からプレスをかけるとミッテルシュテットのパスをコスヌがカット。ショートカウンターからデ・ケテラーレが右サイドを突破して折り返したボールをルックマンが合わせ、先制に成功した。アンリにとっては背後から走り込んできたルックマンに前で押し込まれる形となった。

 ビハインドのシュツットガルトは後半36分、アンリとFWエル・ビラル・トゥーレに代えてDFパスカル・シュテンツェルとFWジャイルジーニョ・マランガを送り込んだ。同37分、マランガがPA内に入るところから右足を振るも、わずかに枠の右に外れた。同42分にシュテンツェルが放った強烈ミドルもわずかに枠を逸れ、同点弾とはならなかった。

 すると後半43分、アタランタがMFニコロ・ザニオーロのゴールでリードを広げて勝負あり。アタランタが今大会2勝目を手にした一方、シュツットガルトは欧州カップ戦のホーム戦で9試合勝利なしとなっている。