「NBAは4か月も休めるのに、僕らはたったの3週間」 公式戦3連敗のペップ。選手たちを苦しめる過密日程に苦言呈す
24-25シーズンのCLリーグフェーズ第4節でマンチェスター・シティはスポルティングCPと対戦。フィル・フォーデンのゴールで幸先よく先制するも、好調のストライカーFWヴィクトル・ギェケレシュを止められず、ハットトリックを許してしまった。これでシティはカラバオ杯トッテナム戦、プレミアでのボーンマス戦、CLスポルティングCP戦に敗れ、公式戦3連敗となった。
シティ不調の原因は過密日程による主力の負傷離脱で、現在はロドリ、ジャック・グリーリッシュ、ルベン・ディアス、ジョン・ストーンズらが戦列を離れている。
「クラブW杯に出場して勝ち進めば、最終的に70試合をプレイすることになる。70試合はNBAと同じだけど、彼らには4か月の休みがある。僕らには3週間しかないのに」
移籍市場に精通するファブリツィオ・ローマノ氏は自身のSNSでアメリカのプロバスケットボールリーグであるNBAと欧州サッカーを比較し、選手たちを苦しめる過密日程に苦言を呈すペップの発言を取り上げている(※正確にはNBAのレギュラーシーズンは年間82試合)。
ただでさえ昨季まで試合が多かったのに、今季からCL、クラブW杯での試合数増加と、UEFA・FIFAは試合数を増やす施策を進めており、シティだけでなく各チームに怪我人が続出している。
ロドリとレアル・マドリードのダニエル・カルバハルがともに膝の負傷でシーズンアウトの大怪我を負っており、ロドリが口にしていた選手たちによるボイコットが今後現実的なものとなっても何ら不思議ではない過酷な環境になっているのが欧州サッカーの現状だ。