ドジャースの大谷翔平(右)とデーブ・ロバーツ監督【写真:ロイター】

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優勝セレモニーでネタに

 米大リーグ・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が大谷翔平投手に関する過去の発言に触れ、笑いを誘った。1日(日本時間2日)にロサンゼルスでワールドシリーズ優勝パレードを実施。ドジャースタジアムでのセレモニー内で「台無しにするところだった」と語っている。

 セレモニーの壇上でマイクを握ったロバーツ監督。MCのように選手一人ひとりを紹介し、順番にマイクを渡してコメントさせた。その中で大谷と山本由伸投手を呼び込む際、こう叫んだ。

「アンドリュー(フリードマン編成本部長)とこのチームは、一番大きな魚(選手)を手に入れたかった。そして、私はあやうくそれを台無しにするところだった。(今季途中加入の)ケビン・キアマイアーのことではないぞ。ショウヘイ・オオタニとヨシノブ・ヤマモトの声を聞きたい人は?」

 米カリフォルニア州地元局「NBCロサンゼルス」のマイケル・ドゥアルテ記者がXでこの言葉を紹介した。指揮官は昨オフ、移籍の交渉過程だった大谷と面談したことをポロリ。大谷側の具体的な動きが明らかになるのが初めてだっただけに、大事な情報を漏らす“失言”と騒がれた。

 そんな経緯を自らネタにし、セレモニーを見守った米ファンは拍手喝采の大騒ぎ。X上でも「ドック、頼むよ」「爆笑」「デーブはショウヘイと会ったことを言うべきじゃなかったと認めた(笑)」「12時間ぐらい、誰もがブルージェイズに彼を奪われたと思っていたよ」と笑撃を受けた様子のコメントが相次いでいる。陽気な人柄でも親しまれるロバーツ監督はファンを盛り上げていた。

(THE ANSWER編集部)