最終予選を7番手から3着に追い上げたが減点1で準決進出を逸した森且行

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 「日本選手権オートレース・SG」(2日、川口)

 地元SGで奮闘中の人気オートレーサー・森且行(50)=川口・25期=が、湿走路で行われた4日目7Rの最終予選に出走。復帰後初のSG準決入りを目指したが惜しくも3着。4日間の平均得点が5・25点(4走合計21点)となり、32人が進出できる準決勝戦を34番目で逃した。

 レースは鈴木宏和(浜松)が逃げたが、西原智昭(伊勢崎)と、佐々木啓(山陽)が抜いて一騎打ち。6周1角で佐々木が西原を差して1着。森は1周バックで車が暴れて7番手(走法注意で1点減点)に後退。万事休すに見えたが、後半2周で鋭く追い上げ、3番手の吉原恭佑(伊勢崎)を最終4角でまくって3着に食い込んだ。

 「替えたタイヤが試走から跳ねました。レースも終始ドドド(不整振動)が止まらなかった。3着で合計何点?22点でも減点があるから21点か。1周バックはガブリが止まらず、迷惑をかけてしまった」と反省。しかし、その減点がなければ、準決に勝ち上がれていた、悔やんでも悔やみ切れない最終予選となった。