日本シリーズ第5戦、9回2死満塁、津森がDeNA・桑原に押し出し死球を与えたところで、ベンチを出た小久保監督(撮影・穴井友梨)

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 ◆SMBC日本シリーズ2024

 DeNAに王手をかけられて後がないソフトバンクは1日、6、7戦の行われる横浜に移動した。敵地で2連勝を飾ったが、本拠地でまさかの3連敗。打線は日本シリーズワーストタイ記録の26イニング連続無得点と苦しい戦いが続いている。小久保監督は福岡空港で取材に対応した。主な一問一答は以下の通り。

 ―あと二つ勝つだけ。
 「そうよ、それしかない」

 ―負けられない中での戦い方。
 「ゲームが動き始めたらあるやろうけど、その前にすることがあるからね。スタメンを決めないといけない。できる仕事、決めることと言ったらそんな感じ」

 ―近藤健介がスタメンで守備に就くことも。
 「明日、最終決定します。毎回言っていますけど、最後のコーチミーティングで決めるので」

 ―天気予報が良くない。
 「そこはあんまり関係ないかな」

 ―本人は準備していると話していた。
 「昨日もおとといもそのつもりで練習はしている。あとは飛行機と天候で足首がどうなるかわからんから、最後は明日決めます」

 ―選択肢が増えた。
 「前回とはそこが違いますね」

 ―近藤は開き直りが大事と話していた。
 「最悪最低を想定した中で(6、7戦に先発の)有原とモイネロを残しているわけなので。そうなった時のためにこの先発陣で」

 ―長いイニングを投げてもらいたい。
 「長いイニングというか、今回は石川も良かったしね。ちょっと点が取れなかったから。横浜のピッチャー陣が予想以上に良かったので。逆に今日は移動日が入るし、明日の天気があれですけど、あのままいったらちょっと嫌な感じでしたけどね」

 ―移動日で切り替わる。
 「日本シリーズ、3連敗したあとのこの移動日は吉と出ると思っています」

 ―選手に声かけは。
 「明日は何か話そうかなと思うけど」

 ―何を伝える。
 「直前の言葉が一番響くので、今考えていることが明日喋ることとは違うんですよね。最後に出てくる言葉を伝えます」

 ―若手の起用が裏目に出た場面も。
 「若いから使うというよりは、現状の評価を首脳陣でやった。それが結果的に昨日みたいに打たれたとしたら、われわれの評価が間違っていたというのはこっちの責任。彼らは悪くないです。一番勝つ確率が高いのを純粋に選んでいるだけです」

 ―松本裕樹、藤井皓哉の穴が大きい。
 「まあそれは分かっていることなので。もともと日本シリーズ間に合わない想定でやっていることですからそれは全く思わないですよ」