大谷翔平「痛みも引いてきて自分のスイングも戻ってきている」会見でけがの状態について説明 「あす勝てるように集中」ドジャース世界一へ王手!

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ワールドシリーズ、ロサンゼルス・ドジャースは、敵地ニューヨークでも勢いそのままに3連勝。世界一まであと1勝です。

試合終了後、半袖姿で会見場に現れた大谷翔平選手(30)。
左肩のけがの状態について、大谷選手が口を開きました。

大谷選手:
(左肩のけがを)やったときはどうなってるかわかんなかった。裏に行ってからかなって感じ。最初はセーフかどうかって確認してベースから離れられなかったので、今は痛みもだんだん引いてきて、自分のスイングも戻ってきているかなと。

――肩の状態はスイングに影響した?

大谷選手:
テーピングしたりとかはしているので、いつもと違う感じはしたけど、そこまで大きくは違わなかった。(第3打席は)一二塁のところも最後はボール球だったので、しっかり見送れていれば最後フォアボールをとれていた。

――開会式の時に何をつけてた?

大谷選手:
最初は、試合中もそうだけど冷やさないことが大事と言われたので、試合中もずっと温めるような機械を付けてイニング間は過ごしていたし、開会式の時もセレモニーの時も同じようにつけて温めるように。

――ユニホームの首元を左手でつかんでいたことについては?

大谷選手:
塁では、スライディングしたときに左手が突いた同じようなモーションに入ったときに、やっぱりまた今の状況だと外れる場合が多いので、それを防ぐためにという感じです。

――けがをしたのが左肩だったことについては?

大谷選手:
基本的に逆サイドの腕の方がおそらくきつかったのかなと。左肩でよかったかなと。不幸中の幸いかなと思います。

右投手として絶対にけがはできない右腕。さらに2023年、手術し現在、リハビリ中のため、最悪の事態は免れました。

――ワールドチャンピオンまであと1勝だが?

大谷選手:
もちろん、あす決められるに越したことはないですし、そのためにみんなでまたあす1勝、しっかりと勝てるようにあすの試合に集中したいと思う。

――シーズン終わったら手術はするのか?

大谷選手:
(手術)そこまでの話はしていないので、今シーズンが全部終わった後に、また改めてそれなりの検査をして良い状態なのかどうなのか、いまの段階では問題ないんじゃないかなと思います。

――スイングは、どんな動きに痛みを感じる?

大谷選手:
打席の中ではもう覚えていないというか、痛い痛くないという感じは顔にどの程度出てたかわからないですけど、あまり考えてはいなかった。

――フリーマンが自打球当たった後にシングルで三塁まで行った。どういうものがあって、無理かもしれないけど、もうひとつ先にいける?

大谷選手:
それはフレディ(フリーマン)に聞いてもらって。彼の状態は彼自身じゃないのでわからない。こういう舞台だと、アドレナリンが出て、ある程度の痛みが耐えられるのかもしれない。

――チームメートからはどんな言葉をかけられた?

大谷選手:
僕自身に対してというよりかは、チームミーティング、チームディナーで、みんながモチベーションを高く保てるように一人一人がそういう声がけが多いと思う。僕自身にというよりかは、みんなでそういうふうにやっていこうという気持ちは強いんじゃないかなとは思う。僕はLAに残っていて、NYでチームディナーがあったが、僕自身は最善を尽くして、今日試合に出られる状況、しっかり結果を残せる状況にしようと思った。

――チームメートにグループチャットで「大丈夫だ、僕はプレーする」と英文でメッセージを送ったことについては?

大谷選手:
出られるという気持ちというか、実際に検査を受けて処置をすれば出られる状況だということだったので、自分のベストを尽くしますよと。チームの士気だけは下げたくないし、けが人もいる中でフレディもそうだが、皆が万全の状態で必ずしもでているわけではない。どこかした痛みを抱えながら出ている選手も多いと思うので、その中で自分のできることっていうのをしっかりやれればいいんじゃないかと思う。

――出場に迷いは?

大谷選手:
出られるなら出たいというか、出る準備をするのが当然のことではある。その上でチームが出てほしい、必要だって言ってくれるのであれば最善の準備をして試合に臨みたい。

――走るときと振り切ったとき、どっちが痛い?

大谷選手:
試合の中ではもう、痛い痛くないはあまり考えていない。もう痛くない気持ちでやっているし、悪化だけはしないように、やれることっていうのは走塁もそうだが、最低限のやれることはっていうのは継続してやりたいなと思う。

――寝るときは大変?工夫したことは?

大谷選手:
ドクターに言われているのは、なるべく固定して、枕に挟んで固定したり、寝てない時は逆に動かして固まらないようにするといいと言っていた。

けがに負けずトップバッターとして戦った頼れる男を、指揮官・ロバーツ監督は次のようにたたえました。

ロバーツ監督:
彼(大谷)は本当に“ナイスジョブ”(いい仕事)をしてくれた。本当に感謝している。

さらに、大谷選手の後を打つスター選手、ベッツ選手も「翔平と同じ打線で安心?」と聞かれると「もちろんさ。“スーパーハッピー”だよ」とコメント。

そして、激闘の熱が冷めやらぬスタジアムにフジテレビの独自カメラが潜入すると、フリーマン選手のホームランを祝ってベッツ選手がまいたとみられるヒマワリの種が。敵地ヤンキー・スタジアムにドジャースの強さの痕跡が残されていました。