【速報】子どもの自殺者数が過去2番目の多さに 小学生「家庭問題」・中学生「学校問題」が原因か 全国の自殺者は2万1837人で微減 厚生労働省
去年1年間に自殺した人は全国で2万1837人で前の年より微減しました。
一方、子どもの自殺は過去2番目に多い513人で、そのうち女子小学生や女子高校生では、自殺未遂歴があった割合が高かったことが分かりました。
自殺対策白書によりますと、全国で去年自殺した人は2万1837人で前の年より44人減りました。
そのうち、小学生から高校生の自殺者数は513人で、514人で過去最多となった前年に続き深刻な状況が続いています。
白書では、子どもの自殺について分析を行い、原因や動機が分からない割合が高いものの、小学生では「家庭問題」、中学生では「学校問題」、高校生では、男子で「学校問題」女子で「健康問題」が多く見られるなど、年齢や性別で異なることが分かりました。
また、今回初めて小中高生の自殺未遂歴についても分析し、女子小学生や女子高校生では、亡くなる1カ月以内に自殺未遂歴があった割合が高かったことが分かりました。
厚労省は「自殺未遂があった後のケアが非常に大切になってくる」として、相談窓口の利用などを呼びかけています。