再び攻撃なら「深刻な結果」、米がイランに警告 安保理会合
Michelle Nichols 再び攻撃なら「深刻な結果」、米がイランに警告 安保理会合
[国連 28日 ロイター] - 国連安全保障理事会は28日、イスラエルが26日に実施したイランへの報復攻撃を協議する緊急会合を開催した。米国はイランがイスラエルや中東の駐留米軍に対しさらなる攻撃的な行動を取れば「深刻な結果」を招くと警告した。
トーマスグリーンフィールド米国連大使は「われわれは自衛のための行動をためらわない」と強調。「米国はさらなる緊張激化を望んでいない。イスラエルとイランが直接戦火を交えるのはこれで終わりにすべきだと考える」と述べた。
イランのイラバニ国連大使は米国がイスラエルへの軍事支援を通じて「加担」したと非難。「イランは一貫して外交を支持してきた」としつつ、「主権国家として、この敵対的行動に対し自らが選択する時期に対応する固有の権利を留保している」と主張した。
イスラエルのダノン国連大使はイランへの攻撃が「抑制的かつ適切」だったとした上で、戦争は望まないものの「さらなる攻撃には迅速かつ断固とした結果がもたらされる」とけん制した。