バスタオルを2日に1回しか洗わないと言ったら驚かれました。普通どれくらいの頻度で洗うものなのでしょうか?

写真拡大 (全3枚)

バスタオルの適切な洗濯頻度について、深く考えたことがない方がほとんどではないでしょうか。この記事では、バスタオルの正しい洗濯頻度とその理由、さらには清潔に保つコツをご紹介します。あなたの生活習慣を見直すきっかけになるかもしれません。

使用済みバスタオルには数億個の菌が!?バスタオルの適切な洗濯頻度とは?専門家の見解は

あなたはバスタオルを使用後に毎回洗いますか?それとも数回使ってから洗濯しますか?
バスタオルの洗濯頻度について、生活情報誌「ESSE」が実施したアンケート調査によると、288人中189人が毎日洗うと回答しました。

出典:ESSEonline
バスタオルは入浴後の清潔な体に使うため、洗濯を毎回する必要がないようにも思えます。しかし、バスタオルには使用するたびに汗や皮脂、細菌が付着します。
「衛生微生物研究センター」の調査によると、使用直後のバスタオルには1枚あたり数十から数百個の雑菌が付着しており、適切な管理がされていない場合、3日後には数億個にまで増加することがあるとわかっています。
 

使用済みバスタオルには、菌が繁殖する条件がそろっている!

使用後のバスタオルには、水分や汗、さらには体のあかなどが含まれています。菌は水分と栄養分で増えるため、バスタオルを洗わずに放置すると菌が増殖します。
雑菌が増殖すると、まず気になるのが臭いです。バスタオルから不快な臭いがするのは、細菌が汗やあかを分解するためです。
さらに、肌トラブルのリスクも高まります。バスタオルに付着した菌ですぐに健康に影響が出る心配はありませんが、皮膚に炎症や傷がある人にとっては悪影響を及ぼすかもしれません。特に肌の弱い人やアレルギー体質の人は注意しましょう。
 

バスタオルを毎回洗えない場合は、菌の増殖を防ぐ工夫をしよう

バスタオルは毎回洗濯するのが理想的ですが、忙しい1人暮らしの場合など、何度か使用してから洗濯することもあるでしょう。
バスタオルは厚手のため、水分を多く吸収し、乾きにくい特徴があります。クシャクシャに丸めておいておくとさらに乾きにくくなり、菌が繁殖しやすくなるので注意が必要です。使用後のバスタオルは、風通しの良い場所で、広げてタオルハンガーに干すようにしましょう。
 

まとめ

使用後のバスタオルには多くの菌が付着していることがわかりました。目には見えませんが、何億個もの菌がついたバスタオルで髪を拭くのは、気持ちの良いものではないですよね。
バスタオルは毎日洗濯することがベストですが、それが難しい場合は2~3日に1回は洗濯するようにしましょう。また、できるだけ抗菌効果があるバスタオルを使い、使用後はできるだけ乾きやすい状態にして、菌の増殖を最小限に抑えるようにしましょう。
 

出典

ESSEonline
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー