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電子書籍リーダーのKindleを買ったけど、さて何を読もうかな?

なんてAmazonサイトをウロチョロして本探しをしているならば、とりあえず今年の話題作からどうですか? 今年・来年、映像化された(される)作品をまとめてみました。

読書の秋。Kindleが4種の新モデルでやってきてくれました

<目次>

● 今年来年、ドラマ化&映画化!な小説
 - 『国宝』
 - 『笑うマトリョーシカ』
 - 『傲慢と善良』
 - 『舟を編む』

● おまけ、近々ドラマ化されるのでは?な小説
 - 『地雷グリコ』
 - 『店長がバカすぎて』

今年来年、ドラマ化&映画化!な小説

『国宝』

俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ!

極道と梨園。生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、芸の道に青春を捧げていく。

芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をダブル受賞、作家生活20周年の節目を飾る芸道小説の金字塔。

(2025年実写映画化)

来年の映画公開前に読みたい作品。上下巻あるので、普段あまり読書をしない人からしたら敬遠しがちかもしれません。が、面白くて読み始めたらとまらない、あっという間です。私は睡眠を放棄して、上下巻を3日で読みました。読み終わったら、読み終わってしまたぁあぁあぁ!と頭を抱えて残念な気持ちになるほど面白かったです。

ネタバレしたくないので詳しいことは言えませんが…。個人的には、お客さんが舞いに見惚れて舞台に上がってしまう終盤のプロットに感銘をうけました。

国宝(上)青春篇 (朝日文庫)
765円
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国宝(下)花道篇 (朝日文庫)
765円
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『笑うマトリョーシカ』

47歳で若き官房長官となり、総理への階段を駆け上がる男は、周囲を魅了する輝きを放っていた。

「彼が誰かの操り人形だったら?」

そう感じた女性記者が、背景を探ると、関係者の不審死、同級生の秘書や家族らの怪しい関係性が浮上し──。代議士を操ろうとする人物は誰なのか?

(2024年夏ドラマ)

ドラマとは異なり、原作小説はいろいろな登場人物の視点でストーリーが語られます。読み始めたらあっという間。最後は正直ぞっとしました。マトリョーシカの1番最後のあのサイズにはとても収まらないような巨大な何か…ですよね。

自民党総裁選もあり、政界が揺れた2024年にはぴったりな一冊です。

笑うマトリョーシカ (文春文庫)
950円
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『傲慢と善良』

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。生きていく痛みと苦しさ。その先にあるはずの幸せ──。2018年本屋大賞『かがみの孤城』の著者が贈る、圧倒的な"恋愛"小説。

(2024年9月27日より全国ロードショー)

読む人の年齢、環境によって感じ方が異なるかもしれません。

大切に思っている人の過去、自分と出会う前のことって知る方がいいのかな。知らない方が幸せなのかな。どちらが正解なんでしょうか。

傲慢と善良 (朝日文庫)
765円
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『舟を編む』

出版社の営業部員・馬締光也(まじめみつや)は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書「大渡海(だいとかい)」の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。

定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。

そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!

(2024年NHK プレミアムドラマ)

登場人物の日常を描きながら淡々と進むストーリーが好きです。言葉とは、そのまま文化であり、常に変わり続けていくものですよね。普段の言葉選びをふと考える一冊。

ときどきクスっと笑ってしまうところが、三浦しをん先生です。

映画化、アニメ化ときて、今年はドラマ化。映画で、主人公の馬締光也を演じた松田龍平さんがイメージにぴったりで印象深かったのですが、今年のドラマ化では別の辞書編集部員を主人公としていて、なるほどそう来たかと新鮮でした。

舟を編む (光文社文庫)
660円
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近々ドラマ化されんじゃね?な小説

『地雷グリコ』

射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。

平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。

読んでいる途中から、頭の中でキャラが出来上がっていくような感覚でした。ドラマ化、いやアニメ化してくれ!

地雷グリコ (角川書店単行本)
1,887円
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『店長がバカすぎて』

谷原京子、二十八歳。吉祥寺の書店の契約社員。超多忙なのに薄給。お客様からのクレームは日常茶飯事。店長は山本猛という名前ばかり勇ましい「非」敏腕。人を苛立たせる天才だ。ああ、店長がバカすぎる! 毎日「マジで辞めてやる」と思いながら、しかし仕事を、本を、小説を愛する京子は──。

全国の読者、書店員から感動、共感、応援をいただいた、2020年本屋大賞ノミネート作にして大ヒット作。

本をKindleで読んでいる立場なので申し訳ないのですが…、本屋さんって大変です。お客さんに見えていた仕事なんてほんの一部でした。Kindle購入前は、しょっちゅう本屋さんに行っていたので、ポップや平積みの影響力はよくわかります。

平日の遅い時間枠の30分ドラマで、書店員・京子さんの心の声をナレーションで入れながらのゆるいドラマにしてほしいです(個人の希望です)。

店長がバカすぎて (ハルキ文庫)
683円
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