右手に傘左手にバール…白昼堂々住宅街に侵入未遂男 近隣でも“バール侵入未遂”相次ぐ 名古屋
晴れているにもかかわらず右手で傘をさし、左手にバールのようなものを持った不審な人物が愛知・名古屋市の住宅で目撃されました。
この時、家の中では住人の女性が「自分に何をされるのか、怖いって感情しかなかった」と恐怖に震えていました。
不審な人物は、8日、真っ昼間の住宅街に黒い車で現れました。
後部座席から降りてきた人物は全身黒ずくめで、顔を隠しているのか、晴れているのに傘をさしています。
そしてインターホンを鳴らします。
この時、中には女性がいましたが不審に思い、居留守を使っていました。
傘をさした人物は返事がないことを確認し車に戻っていきます。
しかし、わずか1分後、再び現れた人物の手にバールのようなものがにぎられていたのです。
そして玄関に近づいた次の瞬間、防犯カメラの向きが突然、変わりました。
住人の女性:
車の後部座席からバールを取り出して、敷地に入ってくるのが見えたので。(不審な人物が)勝手口に行こうとして、この道を通る砂利の音が聞こえた。
住人の女性が声を上げると、何もせずに立ち去ったといいます。
今回現れたバールのようなものを持った人物。
この地区では、同様の犯行が相次いでいます。
9月5日、別の住宅にも顔を隠した2人組が現れました。
やはり右手にバールのようなものを握っています。
柵を乗り越え敷地内に侵入しますが、「コラ―ッ!」声をかけられると、2人組は門を飛び越える際にひっくり返りながらも逃げていきました。
警察は、窃盗グループによる組織的な犯行の可能性もあるとみて調べています。