『メトロンズ第7回公演「店出す」』ゲネプロ後取材会に出席した(左から)中村元樹氏、田所仁、村上純、赤羽健壱、KAZMA、関町知弘、児玉智洋(C)ORICON NewS inc.

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 しずる、ライス、サルゴリラの芸人3組に作家・演出家の中村元樹氏を加えた7人組演劇チーム“メトロンズ”が17日、東京・赤坂RED/THEATHERでメトロンズ第7回公演『店出す』ゲネプロ後取材会に登場した。

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 2021年に第1回公演を開催し、毎年2回のペースで公演を続けてきたメトロンズ。今回の『店出す』は、KAZMA(しずる)が脚本を担当し、赤坂RED/THEATHERにてメトロンズ史上初の2週間公演(17日〜27日)を開催する。

 『店を出す』というテーマにした理由についてKAZMAは「店を出すって人生で結構大きなことだと思うんです。でも、周りはその人ほど大きい出来事ではなというか、その差が結構激しい。それが面白そうだなと思いました」と明かす。

 キャスト同士の小気味いい掛け合いも見どころとなるが「当初脚本を書いた時は『ちょっとこれいけるか?』と思ったけど、台本を渡した初日くらいからしっかり乗りこなしててびっくりしました。このメンバーには最初無理だと思ったんですよ。そしたら平気でしたね」とメンバーをいじり笑いをさらいながらも、本作の完成度に自信を見せた。

 田所仁(ライス)は「けいこ中に2回くらい体調を壊してしまって…。でもその割には(ゲネが)パーフェクトだったかなと思います。もうダメかなと思ったんですけど、奇跡の回復です。今まで以上の力が出せた気がして、人間ってそういうもんなんだなと思いました」と手応えを語る。

 また村上純(しずる)は「きのうここでしっかり初めて場当たりと通し稽古をしたんですけど、セットや客席があることで少し不安になったりするんですけど、ゲネで稽古で培ったものを実感できました」と話すが、赤羽健壱(サルゴリラ)は「(関係者に見てもらう)ゲネは人数も少ないので笑いづらい雰囲気なのかな。一回『大丈夫か?』となってから初回でいい感じになるので、本当に皆さんのおかげです。ゲネからウケちゃうとおかしくなっちゃう」といじり、会場にいる関係者の笑いをさらった。